スラングOK?MTR内での禁止事項改正が議論

更新日:2016年04月15日
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車内マナー

現在、香港の地下鉄MTRの禁止事項の法律には「汚い言葉を使ったら5,000香港ドル以下の罰金」などがあります。しかし、基準が曖昧で違反者の判断が難しいと、香港立法会では7年も前から改正の議論がされており、昨日 、MTR側があらためて香港立法会に具体的な案を提出したことが報道されました。実際の決定にはまだ時間がかかるようですが、以下のような案が検討されています。

・汚い言葉を使ったら5,000香港ドル以下の罰金
→他の乗客に対する暴言などに対して2,000香港ドル以下の罰金とし、  身内内の会話での卑罵語の使用はOKとする。

・音楽演奏やラジオでの騒音は2,000香港ドル以下の罰金
→携帯電話の着信音も違反の対象だったが、これを除外にする。

・車内や駅構内でたむろしたら2,000香港ドル以下の罰金
→廃止にする。

・車内や駅構内での飲食は2,000香港ドル以下の罰金
→そのまま継続。

MTR内での違反で捕まった人は、2015年は2,643名で、2014年の1,030名より大幅に増えています。日本では電車内での飲食、大音量での音楽、不快感を与える会話などは法律では禁止されておらず、マナーの範囲内で各自が判断している状態です。香港MTRでも飲食が可能だと思い込んでいる日本人も少なくないようなので、注意が必要です。