香港が4位に転落。世界金融センターランキング
更新日:2016年04月08日
イギリスのシンクタンク Z/Yenグループが金融センターの国際的競争力を示す「世界金融センター指数(GFCI)」の最新版を発表しました。1位は前回と同様にロンドン、2位はニューヨークでしたが、2013年から3位をキープし続けていた香港はシンガポールに追い抜かれ4位への転落となりました。
シンガポールとは僅差であったと発表されていますが、香港立法会の金融部門のメンバーである張華峰は、「香港がシンガポールに抜かれたのは驚きではない。香港は多くの政策の進行に苦戦しており、このままではさらに順位が下がる。」と指摘しています。対して、香港中文大学世界経済金融研究所の荘太量は、「香港の税制や金融の自由度はシンガポールに負けておらず、地位が奪われることはない」と発言しています。
一方、中国大陸の都市では、上海は16位、深センは19位、北京は23位となり、前回より順位を上げてきています。日本の都市では東京が5位、大阪が20位となりました。