非常に不便!日本の銀行とマイナンバーの紐づけ
更新日:2016年02月18日
海外生活者の中で、居住地域の銀行口座と日本の銀行口座を利便性に合わせて使い分けている方が多いと思いますが、マイナンバーがないことが理由で「海外送金や海外銀行からの入金を受け付けない」、「口座解約の手続きを勧める」、という日本の銀行が出てきたようです。マイナンバーは日本に住民票がなければ取得できないため、将来、マイナンバーと銀行との紐づけが完了することで日本の全銀行で同様の措置がおこなわれる可能性がありますので海外居住者や留学生などは注意が必要です。
マイナンバーが無いことが原因で起こりうる大きな問題点は以下となります。
・自分の日本口座と海外口座の間での送金・入金ができなくなる。・日本の銀行口座の解約手続きを勧められる。(既に実例あり)
・日本の口座情報の変更ができなくなる。(住所や電話番号など)
駐在員の中には日本の口座に給料を支払う会社も多くありますが、生活費のために居住地域の銀行口座に送金しようとしてもできなくなる可能性が出てきました。また、家族を日本に残している方では、自分の日本の銀行口座への給与送金ができなくなるため、日本の家族に生活費を渡せなくなる恐れもあります。
海外居住者は、これらの措置が厳格化される前に資金移動や口座解約などの計画を立てる必要がありそうです。