香港の億万長者、半数が女性起業家！
更新日：2015年12月10日
英国コンサル会社（Scorpio Partnership）とHSBCプライベートバンクが共同で、資産100万米ドル（約1億2千万円）を保有する香港起業家を調査した所、48％が女性であり、資産平均額は男性を上回る370万米ドルであったことが分かりました。（男性の資産平均額は330万米ドル）
この調査は中国、シンガポール、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、UAE、サウジアラビアで同時に行われており、詳細データは2016年に公開と予定されています。
調査記事には各国との比較もあり、香港人の起業時の平均年齢は27歳と他国よりも7歳早く、親族からの資金援助を受けて起業したというケースが半数以上と書かれています。また、他国に比べると会社を途中売却せずに継続して運営する傾向もあるようです。億万長者に限らず、多くの女性がビジネスで活躍する香港ならではの結果と言えるのではないでしょうか？
なお、日本では女性起業家の割合が起業家全体の約15%で増加傾向ではありますが、ホームヘルパーを雇用して家事手伝いを任せられる香港に比べると、まだまだ女性が働きやすい環境とは言えません。今後、女性にとってより活動しやすい環境が日本でもでき、ビジネスシーンで活躍する日本の女性が増えることに期待したいと思います。
