香港タクシー業界が危うい。権利価格10%低下
更新日:2015年09月24日
香港のタクシーが投資対象となっていることはご存知でしょうか?投資家は香港政府により数量制限がかけられているタクシー車体や運営権利などの一式を投資会社より購入し、タクシードライバーに貸出し毎月の固定収入を得ています。
このタクシー商品ですが、今年5月に725万香港ドル(約1億1,200万円)の最高値となっていましたが、9月には650万香港ドル(約1億円)まで一気に値下がり、専門家によると2016年には600万香港ドル(約9,300万円)まで下落するとの見方もあります。
タクシー商品下落の背景には、スマートフォンで手軽にハイヤーやタクシーを呼べる配車サービス「UBER( ウーバー)」が影響しているようです。UBERにはホテルのハイヤーなどが登録されているため、タクシー利用者が低下し、さらにタクシーよりもキレイで誠実サービスが受けられることで香港を含め世界中で人気が高まっています。
1998年以降、香港政府はタクシーライセンスに数量制限をかけていたことから、ライセンス価格は値上がり傾向となっていましたが、UBERの影響により今後どのような動向となっていくのでしょうか?