大きく乖離!香港人の英語と北京語能力!

更新日:2015年08月25日
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香港大学にて、40歳以下の香港人2,049名を対象として英語・北京語についての能力テストがおこなわれました。自己評価とテスト結果に大きな乖離があり、非常に興味深い調査結果となりました。

英語能力では、「私は英会話が上級レベル以上」と自己評価をした割合が全体の45.8%でしたが、テスト後の結果では3割以下の28%。読解・筆記においては全体の52.0%の対象者が「私は上級レベル以上である」と答えましたが、テスト後の結果では28.6%となりました。

北京語能力では反対に、「私は北京語会話が上級レベル以上」と自己評価をした割合が全体の52.2%でしたが、テスト後の結果では99%が上級またはネイティブレベルと判定され驚くべき結果!読解・筆記の能力でも36.9%の対象者が「私は上級レベル以上である」と答え、テスト後の結果は40.6%と自己評価を上回りました。

香港では広東語が母国語として使用されていますが、北京語の普及により、知らずのうちに北京語上級者が増えているのかもしません。確かに貿易業、小売、飲食業など多くの業種で北京語が使用されており、数年前に比べて北京語を耳にする機会が増えているのを感じます。一方、英語はというと、政府や金融業界では主に使用されているものの、多くの業種で英語の使用が減っているようにも感じます。

具体的なテスト内容は公表されていませんでしたが、北京語上級者以上が99%というのは驚きです。英語については日本人の英語レベルは香港と比べてどうなのか?という所も気になります。

レベルテスト