阿信屋759、4月からコンビニ事業参入へ
更新日:2015年02月25日
香港小売業界の異端児と呼ばれる阿信屋759が、4月よりコンビニ事業に参入することを発表しました。(Apple Daily)
阿信屋(おしんや)は、「日本のコンビニを参考にし、暖かい食品や出来立てのサンドイッチを提供する予定。既に自社ブランドの茶餐店(香港式食堂)やパン屋があるので難しくはない」と話しています。
商品に関しては、セブンイレブンと構成や価格は変わらないようですが、阿信屋コンビニで買い物をしてくれた顧客には「阿信屋759(お菓子、加工食品店舗)」での割引があるとのことです。まずは尖沙咀のネイザンロードなど通行量の多い繁華街に5店舗を出店する予定です。
阿信屋は、日本や韓国のお菓子、加工食品を中心に販売する店舗を2010年に1号店をオープン、その後わずか5年で240店舗まで拡大させせました。香港において小売店舗が、200店舗以上あることは最大手に分類されます。
阿信屋がここまで急速に拡大出来た理由は、販売価格の安さにあります。日本などのメーカーや問屋から直接仕入れることで、香港問屋(流通)コストを削減し、他店に比べて販売価格を2~3割安くしたことが、香港市民の大きな支持を得ています。他業種への参入も意欲的で、コスメ店、雲呑麺屋、パン屋など、同社Lam社長の号令のもと新たな挑戦をし続けています。
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