香港藝術館でバロック芸術展が開催

更新日:2022年06月17日
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バロック芸術

7月15日(金)から11月2日(水)まで、香港アートミュージアムにて「バロック芸術展(The Road to the Baroque – Masterpieces from the Capodimonte Museum、走進巴洛克 – 卡波迪蒙特博物館珍藏展)が開催されます。香港で初公開となるイタリア国立カポディモンテ美術館が所蔵する16~17世紀のバロック芸術の大作40点が展示されます。

バロック芸術とは、16世紀末~18世紀初頭にかけてヨーロッパ各地で広まった芸術様式のことであり、絵画ではルネサンス美術とは大きくことなる、大げさで芝居がかったような場面描写が好まれ描かれました。絵画の題材としては、ギリシャ神話・聖人・宗教に関連するテーマが多く、バロック芸術以前には描かれていなかった静物画(果物、野菜、陶磁器など)も登場します。

香港で開催されるバロック芸術展では、16世紀にイタリアで活動していた画家であるマルチェッロ・ヴェヌスティの「最後の審判」、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「カマウロを被った教皇パウルス3世の肖像」、パルミジャーノの「アンテア」、17世紀のイタリアの画家であるジュゼッペ・レッコの「キッチンのある静物」などといった、バロック芸術の巨匠らの作品が多数展示されています。

バロック芸術展の会場では、バロック音楽が流れ、聴覚からも当時の世界感を楽しめる工夫が施されています。

The Road to the Baroque – Masterpieces from the Capodimonte Museum
中国語名:走進巴洛克 – 波迪蒙特博物館珍藏展
開催日:7月15日(金)から11月2日(水)まで
場所:香港藝術館(Hong Kong Museum of Art)
入場料:10香港ドル(特別料金などあり)