世界の店舗賃料ランキング2025

更新日:2025年11月25日
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店舗賃料

グローバル不動産総合サービス会社Cushman & Wakefield(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)が2025年度版の世界の店舗賃料ランキング「世界のメインストリート2025」を発表しました。香港の尖沙咀(チムサーチョイ)は昨年と同じく世界4位となり、この地区の主要小売店の年間賃料は1スクエアフィートあたり1,515米ドルで、現地通貨ベースで前年比マイナス6%となりました。

このランキングは1スクエアフィート(0.093平米)あたりの年間賃料で計算されており、世界1位となったのはロンドンのニューボンドストリートで2,231米ドル(前年比プラス22%)、2位はミラノのモンテナポレオーネ通りで2,179米ドル(前年比±0%)、3位はニューヨークのマンハッタン五番街49~60丁目で2,000米ドル(前年比±0%)、4位は香港の尖沙咀メインストリートで1,515米ドル(前年比マイナス6%)、5位はパリのシャンゼリゼ通りで1,364米ドル(前年比±0%)、6位は東京の銀座で1,257米ドル(前年比プラス10%)、7位はチューリッヒのバーンホフ通りで1,051米ドル(前年比±0%)、8位はシドニーのピット・ストリート・モールで795米ドル(前年比プラス4%)、9位はソウルの明洞で653米ドル(前年比プラス1%)、10位はウィーンのコールマルクトで601米ドル(前年比プラス2%)となっています。

アジア太平洋地域のトップ10に注目すると、1位は香港の尖沙咀メインストリートで1,515米ドル(前年比マイナス6%)、2位は香港の銅鑼湾メインストリートで1,374米ドル(前年比マイナス4%)、3位は東京の銀座で1,257米ドル(前年比プラス10%)、4位は東京の表参道で1,028米ドル(前年比プラス13%)、5位は大阪の御堂筋で914米ドル(前年比プラス14%)、6位はシドニーのピット・ストリート・モールで795米ドル(前年比プラス4%)、7位は香港の中環メインストリートで726米ドル(前年比プラス1%)、8位は東京の新宿で686米ドル(前年比±0%)、9位はソウルの明洞で653米ドル(前年比プラス1%)、10位はソウルの江南駅で578米ドル(前年比プラス4%)となっています。

アジア太平洋地域で賃料上昇率が最も高かったのがインドのグルグラムのガレリアマーケットで前年比プラス25%(169米ドル)でした。

Cushman & Wakefieldのレポートでは、賃料上昇率が世界全体では2024年の5%から2025年は4.2%へとわずかに鈍化ししているものの、世界の58%の地区(141か所中82か所)で賃料が上昇しており、わずか16%の地区で賃料が下落しており、残りの26%は横ばいだったと述べています。

レポート「世界のメインストリート2025(Main Streets Across the World 2025)」は以下URLより確認することができます。
https://www.cushmanwakefield.com/en/insights/main-streets-across-the-world