世界超富裕層ランキング2025、日本は5位、香港は急増

更新日:2025年10月08日
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超富裕層ランキング

2025年版の世界超富裕層レポート「World Ultra Wealth Report 2025」を調査会社Altrata(アルトラータ)が発表しました。このレポートでは、純資産3,000万米ドル(約45億7,300万円)以上を持つ超富裕層の人口が国別にランキングされています。

1位はアメリカ(192,470人)、2位は中国(52,020人)、3位はドイツ(26,570人)、4位はイギリス(18,785人)、5位は日本(18,690人)、6位は香港(17,215人)、7位はカナダ(15,620人)、8位はフランス(14,565人)、9位はイタリア(11,950人)、10位はインド(11,865人)という結果でした。

また、都市別ランキングでは、1位ニューヨーク(21,380人)、2位香港(17,215人)、3位ロサンゼルス(11,680人)、4位サンフランシスコ(8,270人)、5位シカゴ(7,530人)、6位東京(6,940人)、7位ロンドン(6,660人)、8位ダラス(6,530人)、9位ワシントンDC(6,460人)、10位ヒューストン(5,900人)となりました。

純資産100万米ドル(約1億5,200万円)以上の富裕層(HNW)は、全世界で約4,130万人。さらにその中で、純資産3,000万米ドル以上の超富裕層(UHNW)は51万810人となっています。超富裕層は富裕層全体のわずか1.1%しかいませんが、富裕層全体の資産の32.4%にあたる59兆8,000億米ドルを保有しており、極めて大きな経済的影響力を持っています。また、世界全体の高級品消費の21%、慈善寄付の36%、投資可能資産の10%を占めていることも明らかになりました。

地域別の動向を見ると、香港は超富裕層の増加率が2024年に11.5%、2025年には22.9%と大幅に上昇しており、アジアで最も高い成長を見せています。一方で、アメリカは2024年の21.2%から2025年は6.5%に低下、日本も7.7%から4.6%へと鈍化しています。

Altrata社の予測では、2030年までに世界の超富裕層人口は2025年比で31%増加し、67万6,970人に達する見込みです。特に成長が期待されているのはアジアで、中でもインドが最も注目されています。成長が期待される都市トップ10のうち4都市(バンガロール、ムンバイ、ハイデラバード、デリー)がインドの都市として挙げられています。

詳しく知りたい方は、以下のレポートページをご覧ください。
(出典:World Ultra Wealth Report 2025 / Altrata)
https://altrata.com/reports/world-ultra-wealth-report-2025