スマートシティ指数2025、香港が8位に上昇

更新日:2025年08月08日
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テクノロジー

インフラ整備やテクノロジーの活用による生活水準の向上について評価した「スマートシティ指数2025」を香港理工大学(PolyU)が発表しました。世界73都市を対象として、1位はストックホルム、2位はワシントンD.C.、3位はバルセロナ、4位はロンドン、5位は東京、6位はチューリッヒ、7位はニューヨーク、8位は香港、9位はコペンハーゲンとオスロとなりました。

このスマートシティ指数では、「市民(教育、幸福指数、平均寿命、出生率と死亡率など)、環境(資源消費とクリーンエネルギー、グリーン建設、汚染状況、カーボンニュートラルなど)、社会(乗用車数、自動運転開発、ETC、スマート信号機、公共交通機関、シェアリング自転車、カープール、交通事故率、タクシー料金、住宅、医療、犯罪率など)、経済(R&D支出、特許、スマートフォン普及率、インターネット普及率、ハイテクノロジー輸出、失業率、企業数、生活費、GDPなど)、インフラ、ガバナンス」が評価されています。

アジアだけに注目すると、1位は東京(世界5位)、2位は香港(世界8位)、3位はソウル(世界13位)、4位は北京(世界15位)、5位はシンガポール(世界21位)、6位は深圳(世界25位)、7位は横浜(世界28位)、8位は広州(36位)、9位は上海(39位)、10位は釜山(世界41位)となりました。

この結果は、香港理工大学で開幕した「第4回 国際都市情報学会(ISUI)」で発表されました。ISUIの会長であるJohn Shi教授は、「香港は2023年には50都市中9位だったことを考えると、今年の結果は大きな進歩だ。香港は経済面、良好なビジネス環境、資本の自由な流れといった点で際立っており、これが高評価の要因となっている」と述べました。

スマートシティ指数2025(ISUI Smart City Index 2025)
https://www.isocui.org/smart_city_index