香港エクスプレスがクアラルンプール就航

香港エクスプレス航空は8月1日からクアラルンプール近郊のスバン空港への直行便の運航を開始すること、キャセイパシフィック航空は香港~ローマ間の直行便の運航を週3便で再開したこと、ジェットスター・アジア航空は7月31日をもって事業を終了すると発表したことをお伝えします。
■香港エクスプレスがクアラルンプール就航
格安航空会社の香港エクスプレス航空は、2025年8月1日(金)から、マレーシア・クアラルンプール近郊のスバン空港(正式名称:スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港)への直行便の運航を開始します。
1日1往復の運航で、所要時間は片道約4時間。香港発は16時35分、スバン発は21時30分となっています。なお、スバン空港からクアラルンプール市内中心部までは車で約30分と、利便性にも優れています。
就航を記念して、2025年6月11日(水)11時から6月15日(日)23時45分までの期間中、香港エクスプレス航空の公式ウェブサイトおよびモバイルアプリにてスバン行き航空券の特別セールが実施されています。身の回り品1個のみの「ウルトラライト運賃」は88香港ドルから、身の回り品1個+機内手荷物1個の「ライト運賃」は118香港ドルからとなっています。
https://www.hkexpress.com/en
■ キャセイパシフィックがローマ直行便を再開
キャセイパシフィック航空は、2025年6月5日(木)より、香港~ローマ間の直行便の運航を再開しました。この路線は、2020年に運休して以来の復活で、約5年ぶりの再開となります。今回は夏季限定の運航とされており、2025年10月25日(土)まで、週3便(月・木・土)で運航される予定です。
https://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP.html
■ ジェットスター・アジアが閉鎖
格安航空会社のジェットスター・アジア航空は、2025年7月31日(木)をもって事業を終了すると発表しました。これにより、アジア域内で運航していた16路線がすべて廃止され、那覇~シンガポール線や大阪~シンガポール線なども対象に含まれます。なお、香港~シンガポール線はすでに2018年から運休していました。影響を受ける利用者には全額返金が行われる予定です。
同社は閉鎖前の段階で、今期に約3,500万豪ドル(約33億円)の損失を見込んでおり、コスト増や競争激化が閉鎖の主な理由とされています。今後は7月31日までの間に、段階的に便数を減らしていく方針です。
なお、別会社となっておりオーストラリアを拠点とするジェットスター航空および日本を拠点とするジェットスター・ジャパン(主に日本国内線)は引き続き運航を継続します。