2025年版の世界で最も安全な航空会社が発表

航空会社の格付けサイト「エアラインレイティングス（AirlineRatings.com）」が「世界で最も安全な航空会社2025」を発表しました。385社を対象に調査をおこなっており、フルサービス航空会社と格安航空会社（LCC）で、それぞれのトップ25が発表されています。フルサービス航空会社の1位は「ニュージーランド航空」、格安航空会社の1位は「香港エクスプレス」となりました。

ランキングの評価項目は「過去2年間の重大な事故件数、機齢（航空機の年齢）、航空機の規模、事故率、死亡者数、収益性、国際安全監査プログラムIOSAの認定、国際民間航空機関ICAOの監査、パイロットのスキルと訓練」となっています。

フルサービス航空会社と格安航空会社のトップ10はそれぞれ以下のとおりです。

■最も安全なフルサービス航空会社トップ10
1位：ニュージーランド航空（ニュージーランド）
2位：カンタス航空（オーストラリア）
3位：キャセイパシフィック航空（香港）、カタール航空（カタール）、エミレーツ航空（アラブ首長国連邦ドバイ）
4位：ヴァージン・オーストラリア（オーストラリア）
5位：エティハド航空（アラブ首長国連邦アブダビ）
6位：全日本空輸（ANA）（日本）
7位：エバー航空（台湾）
8位：大韓航空（韓国）
9位：アラスカ航空（アメリカ）
10位：ターキッシュ エアラインズ（トルコ）

なお、日本航空（JAL）は19位にランクインしています。2024年1月2日に、羽田空港に着陸した日本航空516便と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し5人が死亡した重大事故がありましたが、乗務員の誘導が優れており搭乗者全員が脱出できたことは高く評価できるとエアラインレイティングスは述べています。

■最も安全な格安航空会社トップ10
1位：香港エクスプレス航空（香港）
2位：ジェットスターグループ（オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、日本）
3位：ライアンエアー（アイルランド）
4位：イージージェット（イギリス）
5位：フロンティア航空（アメリカ）
6位：エアアジア（マレーシア）
7位：ウィズエアー（ハンガリー）
8位：ベトジェットエア（ベトナム）
9位：サウスウエスト航空（アメリカ）
10位：ボラリス（メキシコ）

日本の格安航空会社ジップエア（ZIPAIR）は23位にランクインしました。

世界で最も安全な航空会社2025の詳細は、以下のエアラインレイティングスのWEBサイトから確認することができます。航空会社を選択する際に活用してみてはいかがでしょうか？
https://www.airlineratings.com/articles/the-worlds-safest-airlines-for-2025