香港への生肉や生卵の持込み、逮捕者急増

香港への生肉（生の餃子やワンタンを含む）や生卵の持込みによる逮捕者が急増していること、香港の個人住宅価格は4ヶ月連続の下落で8年ぶりの安値、家賃は6ヶ月連続の上昇で5年ぶりの高値に達したこと、香港に2頭のジャイアントパンダが成都から到着し早ければクリスマスに一般公開される予定であることをお伝えします。

■香港への生肉や生卵の持込み、逮捕者急増
香港の税関は、生肉（生の餃子やワンタンを含む）や生卵を公的証明書なしに香港へ持ち込むことを禁止しています。中国本土から香港への陸路での入境において今年8ヶ月間で1,324人を食品の違法輸入で逮捕しており昨年より30％増加しているとして注意喚起をおこなっています。うち817件が生肉、374件が生卵でした。

香港税関の陸路出入境科の副総指揮官である李麗儀女士は「肉、鶏肉、乳製品などの食品を証明書なしに香港に持ち込むのは違法である。違法輸入の60％以上が豚肉、牛肉、鶏肉などの生肉だった。香港から中国本土への旅行者が肉を持ち帰ることが多いが、肉を保存するための適切な保温をしていないことが多く、スーツケース、カートやビニール袋に入れて運ぶ人が多い。真空パックやアルミホイル包装、ブランチングで処理された肉は持ち込むことができると誤解している人もいるが違法だ。違反者の半数が退職者や主婦であり、市民の法律に対する認識が不足している」と話しています。

今回のニュースは中国本土から陸路での持ち込みに関する内容ですが、日本からも同様に香港への渡航の際は生肉や生卵を公的証明書なしに持ち込むことは禁止されているのでご注意ください。

■住宅価格が8年ぶりの安値、家賃は上昇
2024年8月の香港の個人住宅価格は前月比1.7％下落して4ヶ月連続の下落、前年比では13％以上の下落、8年ぶりの安値となっていると香港政府の差餉物業估價署（不動産評価署）が発表しました。一方、家賃は前月比1％上昇し、6ヶ月連続の上昇となっており、前年比では7％上昇、5年ぶりの高値に達しました。

■香港に2頭のジャイアントパンダが到着
昨日、中国から香港のテーマパーク「海洋公園（オーシャンパーク）」に寄贈される2頭（オスとメス）のジャイアントパンダが成都から到着しました。名前は「安安（An An）」と「可可（Ke Ke）」と発表されており、早ければクリスマスに一般公開される予定です。海洋公園では先月、双子のジャイアントパンダが産まれたばかりで、合計6頭のパンダがいます。