香港の人口が0.1%減少、753万1800人
本日は、香港の人口が0.1%減少して753万1800人になったこと、香港への7月の観光客数が前年同月比10%増え400万人になったこと、スタンダードチャータード中小企業景気先行指数が4.8ポイント下落し2022年第3四半期以来の最低水準となったこと、公共住宅に入居するための平均待機期間が5.7年から0.2年減少し5.5年になったとをお伝えします。
■香港の人口が0.1%減少、753万1800人
香港政府の統計局は、2024年半ば時点での香港の人口を7,531,800人と発表し、2023年半ばの7,536,100人から0.1%減少(4,300人減少)したことがわかりました。出生数は34,400人、死亡数は52,400人で、18,100人の自然減(死亡数が出生数を上回る)となっています。香港居住者の純流入は13,800人でした。
■7月の観光客数400万人で前年比10%増加
香港政府の観光局は2024年7月の観光客数が前年同月比10%増加の約400万人となったことを発表し、約80%は中国本土からの観光客でした。また、2024年1月~7月の観光客数は約2,500万人となっており、前年同時期と比べて50%以上増加しています。
■中小企業景気先行指数は4.8ポイント下落
香港の産業支援組織HKPC(香港生產力促進局)は、2024年第3四半期のスタンダードチャータード中小企業景気先行指数が4.8ポイント下落し42.5ポイントとなり、2022年第3四半期以来の最低水準となったことを発表しました。特に「グローバル経済」、「利益パフォーマンス」、「営業状況」の指数が大幅に下落しており、中小企業への信用度が低下しています。全11業種中、建設業のみがわずかに上昇し、他の10業種は全て下落しました。
■公共住宅入居への平均待機期間が5.5年に
香港の公共住宅に入居するための平均待機期間が5.7年から0.2年減少し、5.5年になったと発表がありました。香港政府の香港房屋委員会及び房屋署は、24年第2四半期に7000件を割り当て、22年第3四半期以降で最も多くの割当数となりました。このうち約900件が単身高齢者に、約500件が高齢者以外の単身申請者に割り当てたとしています。公共住宅の完成が早まり、公共住宅への割当が早まったことが影響しているようです。