4月22日から使い捨てプラスチックが段階的に禁止
2024年4月22日(月)から使い捨てプラスチックの使用が段階的に禁止となります。政府による環境保護の取り組みであり、以下のとおり飲食店関連の使い捨てプラスチック製食器類や、その他の使い捨てプラスチック製品(綿棒など)が規制の対象となりますのでご注意ください。製品によって、販売禁止、無料提供禁止、製造禁止の違いがあります。
【第1段階:2024年4月22日(月)〜】
飲食店関連:使い捨てのプラスチック製食器、ストロー、マドラー、フォーク、ナイフ、スプーン、皿が店内飲食とテイクアウトの両方で提供禁止。使い捨てのプラスチック製カップ、カップの蓋、容器(ボウルや箱)、容器のカバーは店内飲食のみ提供禁止、テイクアウトでは許可。
その他のプラスチック製品:綿棒(棒部分がプラスチック製のもの)、バルーンスティック、チアスティック(応援グッズ)、グロースティック(光る棒)、パーティーハット、傘袋、フードスティック(串のようなもの)、つまようじの販売及び無料提供禁止。ホテルおよびゲストハウスのアメニティ(プラスチックハンドルの歯ブラシ、プラスチック包装の歯磨き粉、シャワーキャップ、カミソリ、爪やすり、くし、使い捨てプラスチック容器に詰められたシャンプー、ボディウォッシュ、コンディショナー、ボディローション、ハンドサニタイザー)、客室でのプラスチックボトル入り飲料水の無料提供禁止。販促用のビニール包装ティッシュペーパー、非医療用の透明手袋の無料提供禁止。
また、オキソ分解性プラスチック製品に関しては使い捨てかどうかを問わず、販売及び無料提供禁止に加え、製造も禁止となります。
【第2段階:暫定2025年】
飲食店関連:使い捨てのプラスチック製カップ、カップの蓋、容器(ボウルや箱)、容器のカバーが店内飲食とテイクアウトの両方で提供禁止。
その他のプラスチック製品:飲料缶をまとめるためのパックリング、テーブルクロス、デンタルフロスの販売及び無料提供禁止。耳栓の無料提供禁止。
※以下は規制の対象外となります。
・包装済み食品または飲料製品(例えば飲料の紙パックに付属のプラスチックストロー、カップヌードル内に付属のフォーク、アイスクリームのカップ内に付属のスプーンなど)。
・医学的理由(病気や障害)がある人に使い捨てプラスチックストローを提供すること。
規制対象の詳細は以下、香港政府の環境保護署によるウェブサイト「Green Tableware」に記載されています。このウェブサイトでは様々なプラスチック以外の使い捨て食器製品が掲載されているため、飲食店経営者が代替品を探すのにも役立ちます。
https://www.greentableware.hk/en-us/
なお、使い捨てプラスチック禁止が開始される4月22日は毎年恒例のアースデイ(別名:地球の日、英語:Earth Day)です。地球の環境保護への支援を示すための毎年恒例のイベントであり、初めて行われたのは1970年4月22日で、現在では世界中で幅広い種類のイベントが開催されています。