2024年3月より電気タクシーが運行
本日は、香港では2024年3月から段階的に電気自動車(EV)タクシー200台が運行を始めること、2023年の香港のGDPは3.2%成長したと香港政府の統計局が発表したこと、香港でネガティブ・エクイティ(住宅価値が住宅ローンの残高を下回ってしまうこと)が2004年以来最多となったことをお伝えします。
■2024年3月より電気タクシーが運行
香港では2024年3月から段階的に電気自動車(EV)タクシー200台が運行を始めます。そのうち100台に政府認定のスマートタクシーメーター「CabCab(キャブキャブ)」が設置され、Visa、Octopus、PayMe、AlipayHKなどの20種類以上の電子決済方法で運賃が支払える予定です。電気自動車は中国の大手メーカー「比亜迪(BYD)」社製であり、Lサイズのスーツケース4個を収納できるスペースを備えているとのこと。また、2027年末までには電気タクシー3,000台が導入される計画があります。
■2023年の香港のGDPは3.2%成長
香港政府の統計局が2023年の香港のGDPについて3.2%成長したと発表しました。前年の2022年は3.7%の縮小となっていました。政府報道官は、「インバウンド観光と個人消費が主な原動力となり、2023年第4四半期も引き続き香港経済は回復している。個人消費支出は、家計収入の増加と政府のさまざまな取り組みに支えられ、新型コロナ対策措置の解除後、顕著な増加に転じた」と話しました。
■香港のネガティブ・エクイティが深刻
香港の住宅価格が下落しており、2023年第4四半期のネガティブ・エクイティ(住宅価値が、住宅ローンの残高を下回ってしまうこと)が25,163件となり、2004年以来最多となったことを香港金融管理局が発表しました。住宅ローン総額は1,310億香港ドルとなっています。先日、香港の住宅価格は約7年ぶりの最低水準まで下落したことが発表されました。