昨年度に6,748人の教師が離職、前年比25%増
本日は、昨年度に6,748人の学校教師が離職し前年と比べて離職が25%増えたこと、12月に不動産取引による印紙税収入は前月比49.2%増加となり取引件数も前月比45.6%増となったこと、香港エクスプレス航空が昨日実施した無料往復航空券プレゼントで長い待ち時間やウェブ上での技術的な問題に苦戦する人がみられたことをお伝えします。
■昨年度に6,748人の教師が離職、前年比25%増
昨年度(2022-23年度)、香港の学校教師が6,748人離職したことを教育局が発表しました。教師全体のうち幼稚園では17%、小学校では10%、中学校では9%が離職し、前年と比べて25%増えました。
教育局は「退職の理由は様々で、定年退職も含まれ、教師以外の仕事への就職、さらなる勉強のためやその他個人的な理由など様々だ」としています。香港メディアThe Standardのインタビューを受けた10年の経験を持つ幼稚園教諭は「私の同僚の多くは士気が低く、過重な仕事量と減り続ける生徒数を理由に転職を考えている人もいる。中には、すでにキャリアを変えて受付や美容業界に転職した同僚もいる。私が指導してきた大学生インターンも、多くが他の業界を検討するか、大学を辞めることさえ考えていると言っていた」と話しています。
■12月の不動産取引の印紙税収入が約50%増加
2023年12月の不動産取引による印紙税収入が前月比49.2%増加となる3億3,240万香港ドルとなり、取引件数も前月比45.6%増の377件となりました。2023年10月に香港政府が住宅購入に対する印紙税を引き下げたことが影響しています。
しかし、香港市場の低迷を受けて2023年の全体での印紙税収入は前年比わずか0.7%増の59億9,000万香港ドルとなりました。取引件数は5%以上減少し2,811件となり、直近9年では最低となっています。
■香港エクスプレスの航空券配布に長い待ち時間
昨日、香港エクスプレス航空は無料往復航空券を先着19,597人にプレゼントするキャンペーンを実施しましたが、最大3時間という長い待ち時間や、ウェブ上での技術的な問題に苦戦する人がみられたと香港メディアThe Standardが伝えています。
無料航空券配布が開始した午前10時には指定ウェブサイトにアクセスが殺到し、その時点で推定待ち時間は「1時間以上」というメッセージが表示されていました。午後1時頃にようやくアクセスできたという人もいたようです。また、支払いが完了する前にタイムアウトしたり、認証ページで問題が発生したという人もいたようです。
香港エクスプレスは同社のフェイスブックページで「多くの幸運な人々が無料チケットを手に入れることができた。午後1時頃には東京(羽田)行きの座席はすべて埋まったが、東京(成田)、大阪、名古屋など他の目的地にはまだ空席があった」と発信していました。