法の支配ランキング、香港は世界23位

更新日:2023年10月26日
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法の支配

米国NGOワールド・ジャスティス・プロジェクト(World Justice Project:WJP)が、世界142か国・地域を対象とした法の支配ランキング「法の支配インデックス(WJP Rule of Law Index)」の2023年版を公表しました。香港は2020年16位、2021年19位、2022年22位、2023年は過去最低の23位となり3年連続で順位を下げました。

法の支配ランキングは8項目「政府権限の制約、汚職の有無、開かれた政府、基本的権利、秩序と安全、規制の執行、民事司法、刑事司法」をそれぞれ1.00満点で評価し、総合評価も1.00満点で評価しランキングを決定しています。

総合ランキング世界1位はデンマーク(0.90点)、2位はノルウェー(0.89点)、3位はフィンランド(0.87点)、4位はスウェーデン(0.85点)、5位はドイツ(0.83点)、6位はルクセンブルク(0.83点)、7位はオランダ(0.83点)、8位はニュージーランド(0.83点)、9位はエストニア(0.82点)、10位はアイルランド(0.81点)となりました。日本は14位(0.79点)でアジアトップとなりました。中国は97位(0.47点)、世界最下位の142位はベネズエラ(0.26点)でした。

香港は総合23位(0.73点)となり、汚職の有無で9位(0.83点)、秩序と安全で6位(0.93点)という高い評価を受けています。基本的権利に関しては0.01点上昇し0.60点で58位、これはWJPによると中レベルとのこと。政府権限の制約で59位、開かれた政府で26位、民事司法で20位となり若干スコアが低下しました。

法の支配インデックス(WJP Rule of Law Index)は以下WJPのホームページで公表されています。
https://worldjusticeproject.org/rule-of-law-index/global