香港の人口が749万人に増加

本日は、2023年半ば時点での香港の人口は7,498,100人で前年より2.1％増加したこと、出産を検討している女性は22％に増加したが女性の平均出産数は0.9人で過去最低記録を更新したことをお伝えします。

■香港の人口が749万人に増加
昨日、香港政府の統計局は2023年半ば時点での香港の人口を7,498,100人と発表しました。2022年半ばから2.1％増加（152,000人増加）しており、2020年から続いていた人口減少傾向が止まりました。152,000人の人口増加の内訳は、純流入が174,000人、出生数が32,600人、死亡数が54,600人（死亡数が出生数を上回り22,000人の自然減少）となっています。

香港政府の報道官は「新型コロナウイルス流行中に海外に滞在していた多くの香港居住者が香港に戻ったことに加えて、様々なスキームを通じて中国本土や海外からの人材を受け入れており、大幅な純流入が記録された」と話しました。

また、香港政府の統計局は2046年の人口予測を発表し「2046年半ばの人口は819万人となり、65歳以上の人口は2021年の145万人から約2倍の274万人に増加し、人口全体の36％つまり3人に1人以上が高齢者になる」と予測しています。

■出産を検討している女性は22％に増加
香港の家族計画指導会（FPAHK）が2022年9月から12月にかけて15～49歳の女性（既婚またはパートナーと同棲）1,502人を対象に出産の計画を調査し、出産を検討している女性は前回調査時（2017年）の15.3％から2022年は22％に増加しました。一方、女性の平均出産数は2017年の1.3人から2022年は0.9人まで減少し過去最低記録を更新しました。

家族計画指導会のポール・イップ氏は「晩婚化が進んでいるため、妊娠の可能性が下がっている。よりフレンドリーな労働環境を作り出し、香港に住みたい人々が香港で出産しやすい環境を作り出す方法を考えるべきだ」と話しました。