世界の住みやすい都市ランキング2023が発表
英経済誌エコノミストの調査部門EIUが、世界の住みやすい都市ランキング2023年版を発表しました。世界173都市を対象に「安定性、医療、文化と環境、教育、インフラ」の5つのカテゴリーで評価しています。香港は13位順位を上げ61位、日本では大阪が10位にランクインしています。
世界1位はウィーン、2位はコペンハーゲン、3位はメルボルン、4位はシドニー、5位はバンクーバー、6位はチューリッヒ、7位はカルガリーとジュネーブ、9位はトロント、10位は大阪とオークランドとなっています。
香港は特に大きく順位を上げた10都市に選ばれており、香港が順位を大きく上げた理由についてEIUは「パンデミックで医療インフラが圧迫された昨年3月以来、医療スコアが改善したことに起因する」と説明しています。なお、世界で最も大きく順位を上げた都市はニュージーランド首都のウェリントンで35位も順位を上げ23位、次にオークランドが25位順位を上げ10位となりました。最も順位を下げたのは英エジンバラで23位下げ58位となっています。
世界のワースト10は、173位ダマスカス(シリア)、172位トリポリ(リビア)、171位アルジェ(アルジェリア)、170位ラゴス(ナイジェリア)、169位カラチ(パキスタン)、168位ポートモレスビー(パプアニューギニア)、166位ハラレ(ジンバブエ)とダッカ(バングラデシュ)、165位キエフ(ウクライナ)、164位ドゥアラ(カメルーン)でした。
EIUの住みやすい都市ランキングの責任者であるUpasana Dutt氏は、「パンデミック後の正常化への移行は、世界の住みやすさにとって全体的に良い兆候となっている。子どもたちが学校に戻り教育が強化され、病院や医療制度の負担は大幅に軽減されている。アジアと中東の発展途上国の都市では顕著な改善がみられる」とコメントしています。
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https://www.eiu.com/n/campaigns/global-liveability-index-2023/