四川省への長距離高速鉄道が7月から運行開始
本日は、香港から四川省への長距離高速鉄道が7月1日から運行開始し3つの駅が追加され乗車料金と時刻表も発表されたこと、5月の香港訪問者数は約283万人で8割が中国本土からの訪問者であったことをお伝えします。
■四川省への長距離高速鉄道が7月から運行開始
MTR社は、香港と中国本土を結ぶ高速鉄道の路線に四川省への長距離路線を新たに運行すると発表しました。四川省への新路線は7月1日に運行開始する予定としており、成都東、楽山、宜賓西の3つの駅が追加されます。
香港発と四川省発は1日1本ずつの運行となる予定で乗車時間は約10時間となるようです。香港西九龍駅から成都東駅までの大人の乗車料金は、二等で885香港ドル、一等で1417香港ドル、特等で1595香港ドル、ビジネスで2658香港ドルであり、6月17日から販売が開始となります。
香港発のG2964は10時08分に香港西九龍を出発し、18時22分に宜賓西、19時04分に楽山、19時53分に成都東に到着します。四川省発のG2963は8時48分に成都東を出発し、9時36分に楽山、10時18分に宜賓西、18時55分に香港西九龍に到着します。
時刻表は以下MTR高速鉄道ホームページで長距離タイムテーブル「Long-haul train timetable (Valid from 1 Jul 2023)」を選択することでご覧いただけます。
https://www.highspeed.mtr.com.hk/en/ticket/timetable.html
■5月の香港訪問者数283万人、8割が中国本土から
香港政府観光局は、2023年5月の香港訪問者数(暫定値)が282万8384人となり、訪問者数のうち約8割の228万7811人が中国本土からの訪問者であったことを発表しました。5月の香港訪問者数は、新型コロナウイルス流行前の2017年から2019年の平均訪問者数の約56%となります。
香港政府観光局は「香港の観光業の回復ペースは航空会社のキャパシティ、世界経済、地域の観光業競争、為替レートなど様々な要因の影響を受ける」とコメントしています。