香港のレストランへの苦情は年間1,160件
本日は、香港のレストランに関する苦情が年間1,160件寄せられ約30%が料金トラブルであったこと、4月の香港訪問者数は289万人で前月比18%増となったこと、香港ディズニーランドが8年連続赤字となったが赤字額は減少しサービス強化も発表していることをお伝えします。
■香港のレストランへの苦情は年間1,160件
香港のレストランに関する苦情が、2022年に1,160件、2023年1月〜3月に330件寄せられたと消費者委員会が伝えました。約30%が料金トラブルであり、不明なサービス料が追加されていたり、メニュー表示額と実際の料金が異なるなどのトラブルが多かったとのこと。
消費者委員会は「レストラン側は事前に全ての料金を顧客に明確に通知しなければならず、会計時になってから未公開の料金を課すべきではない。また、レストランは、メニュー、注文システム、店内の看板、販促資料が明確かつ一貫していることを確認する必要があり、不必要なトラブルを避けるために、料金が正しいことやサービス料が表示されているかどうか確認する必要がある」と伝えました。
■4月の香港訪問者数は289万人で18%増
4月の香港訪問者数は289万人(前月比18%増)となったことを香港政府観光局が発表しました。約80%が中国本土からの訪問者でした。4月はイースター休暇があり、ラマダンの終わりでもあったため東南アジアからの訪問者数も増加しました。
■香港ディズニー8年連続赤字、赤字額は減少
香港ディズニーランド・リゾートは2022年9月期の決算を21億香港ドルの赤字(前年度比12%減)と発表しました。香港政府の新型コロナウイルス対策による約3ヶ月半の閉鎖などが影響して年間190日のみの営業となりましたが、香港居住者の来園者数は過去最高の340万人となっています。また、香港ディズニーランドは8年連続の赤字となっています。
香港ディズニーのマネージングディレクターのMichael Moriarty(マイケル・モリアーティ)は「香港ディズニーランドは力強く復活しつつある。現在の週5日営業を6月中旬から週6~7日営業とし、サービス強化のために1,000人の追加スタッフの雇用を検討している」と話し、「来園者の増加には海外からのフライト数の増便も必要だ」と付け加えました。なお、7月中旬にはディズニー・ハリウッド・ホテルの再開、11月にはアナと雪の女王エリアを新規オープンすることが発表されています。