2023年の世界報道自由度ランキングが発表
本日は、国境なき記者団が2023年の世界報道自由度ランキングを発表し香港は180か国・地域中140位となったこと、インフルエンザとコロナの感染者が大幅増加し病院での待ち時間が長くなっていること、23日連続勤務していたスターフェリーの船長が点検作業中に船上で倒れて死亡したこと、5月20日と21日セントラルハーバーフロントの観覧車が無料で乗車できることをお伝えします。
■2023年の世界報道自由度ランキングが発表
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」が2023年の世界報道自由度ランキングを発表しました。調査対象180か国・地域のうち、日本は68位(昨年71位)、香港は140位(昨年148位)となっており、1位は7年連続でノルウェー、最下位は北朝鮮で180位でした。
RSFは各国と地域を5段階に評価分けしており日本は「問題あり」、香港は「困難」と評価しました。ランキングは以下RSFのホームページより確認できます。
・満足(satisfactory)8か国・地域
・良好(good)44か国・地域
・問題あり(problematic)55か国・地域
・困難(difficult)42か国・地域
・非常に深刻(very serious)31か国・地域
https://rsf.org/en/map-2023-world-press-freedom-index
■インフルエンザとコロナの感染者が大幅増加
4月16日から22日までの1週間で、23か所の学校や介護施設から125人(うち28人死亡)のインフルエンザ感染者がみつかり、前週の8か所53人の感染から大幅に増加しているというデータを衛生防護中心が発表しています。
4月23日から26日までの4日間では44か所234人(うち18人死亡)がインフルエンザに感染しており、さらに急増しています。4月全体では81人死亡(うち子供2人)しています。
新型コロナウイルスにおいても同様に感染増加がみられており、4月16日から22日までに167か所、4月23日から26日までに180か所で感染が確認されました。
現在、病院での待ち時間が長くなっており、一部の公立病院の急症室では8時間待ちとなったところもあるようです。
■23日連続勤務のスターフェリーの船長が死亡
香港での交通インフラおよび観光名所としても知られるスターフェリーの船長(47歳)が始発前の点検作業中に船上で倒れて死亡したことが大きく報じられています。
船長の妻からの情報によると、10名以上のスタッフが退職して人手不足となったことから23日連続で勤務していたとのこと。妻はスターフェリー社に説明を求め、当局に財政支援を求めています。船長は夏休みに妻と中学2年生と小学5年生の子供を連れて日本旅行に行く計画をしていたようです。
■5月20日と21日、セントラルの観覧車が無料
5月20日(土)と21日(日)の2日間、香港の有名観光スポットであるセントラルハーバーフロントの高さ60メートルの観覧車「香港摩天輪」の乗車が無料となります。無料チケットは当日にチケット売り場で制限なく配布され、午前11時から午後11時の営業時間中に乗車できます。
観覧車を含む周囲のスペースである「AIAバイタリティーパーク」は保険会社AIAグループとTECL社が運営しています。12月21日から旧正月までは、遊園地やサーカスなどのイベント「AIAカーニバル」が復活する予定であり、チケット販売は9月からとなります。