マスク着用以外の新型コロナ制限令が廃止
本日12月29日(木)から、マスク着用以外のほとんどの新型コロナウイルス感染対策の制限令が廃止されました。ワクチンパス、濃厚接触者の隔離、香港入境者へのPCR検査が廃止され、学校においては2023年2月からワクチン接種率に関係なく全日対面授業が再開される予定となっています。
■飲食店などの各施設での制限令が廃止
飲食店や施設で実施されていた制限令が全て廃止となりました。これにより「公共場所での集まり12人まで、1テーブル12人まで、テーブル間隔1.5メートル以上、収容人数75%まで」といった制限がなくなります。マスク着用義務は引き続き残りますが、飲食店やバーでの飲食時、特定の写真撮影時、浴場で入浴時などでのマスク着用は不要となります。
■ワクチンパスが廃止
ワクチンパスとは、ワクチンの未接種者や接種回数を把握できる仕組みのことであり、個人のワクチン接種状況によりレストランや施設への入場を制限していました。ワクチンパスが廃止されることでワクチン接種状況に関係なくレストランや施設に自由に入場できるようになります。
■濃厚接触者の隔離が廃止
新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の隔離が廃止されました。感染者については引き続き隔離が必要です。
■香港入境者へのPCR検査が廃止
海外から香港に入境した後のPCR検査が廃止されました。入境後5日間の迅速抗原検査(RAT検査)は引き続き必要となります。また、香港に出発する前には24時間以内の迅速抗原検査(RAT検査)または48時間以内のPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査が必要です。
■学校は2月から全日対面授業を再開
中学・高校は2023年2月1日から、小学校と幼稚園は2月15日から、ワクチン接種率を問わず全日対面授業が再開できるようになると教育局局長の蔡若蓮が述べました。
ワクチンパスが廃止されることで、生徒および教師・職員はワクチン接種証明書の提示が不要となり、生徒はワクチン接種の状況に関係なく放課後の課外活動に参加できるようになります。ただし1月末までは、生徒および教師・職員は引き続き毎日登校前に迅速抗原検査を受ける必要があります。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日20,865人、感染者累計は506,348人、死者累計は11,621人、現在の入院者数は5,186人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,907,573人(94.6%)、うち2回目接種が6,786,184人(93.0%)、3回目接種が5,791,084人(83.2%)、4回目接種が774,757人、5回目接種が20,738人となっています。