QSがアジア大学ランキング2023を発表

更新日:2022年11月09日
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大学ランキング

本日は、イギリスの大学評価機関QSがアジア大学ランキング2023年版を発表し北京大学が1位となり香港大学は4位となったこと、香港政府は2009年以降生まれを対象としてタバコの購入禁止を検討していることをお伝えします。

■QSがアジア大学ランキング2023を発表
イギリスの大学評価機関QSがアジアの760の大学を対象とした「QSアジア大学ランキング2023年版」を発表しました。アジア1位は北京大学(昨年2位)、2位はシンガポール国立大学(昨年1位)、3位は清華大学(昨年5位)、4位は香港大学(昨年3位)、5位は南洋理工大学(昨年3位)。日本の東京大学は昨年同様11位となりました。

香港の大学でトップ100にランクインしたのは4位の香港大学(昨年3位)、12位の香港中文大学(昨年11位)、14位の香港科技大学(昨年9位)、23位の香港城市大学(昨年20位)、26位の香港理工大学(昨年25位)、68位の香港浸会大学(昨年66位)の6つの大学ですが、全ての大学が昨年より順位を下げています。QSは「香港は依然としてトップクラスの大学が世界で最も集中している都市である。香港の大学は概して影響力の高い研究と国際的な教員および学生においても卓越したレベルを誇っているが、研究成果の生産性は低い。新型コロナウイルスの影響も理由となりランキングが低下している。」と述べています。

日本の大学でトップ100にランクインした大学は11位の東京大学、16位の京都大学、20位の東京工業大学、21位の大阪大学、22位の東北大学、28位の名古屋大学、29位の北海道大学、31位の九州大学、41位の早稲田大学、45位の慶応義塾大学、54位の筑波大学、73位の神戸大学、87位の広島大学となっています。

QSアジア大学ランキング2023では、11の項目「学界からの評判(30%)、企業からの評判(20%)、教員あたりの学生数(10%)、国際研究ネットワーク(10%)、論文あたりの引用数(10%)、教員あたりの論文数(5%)、博士号教員の比率(5%)、外国人教員の比率(2.5%)、留学生の比率(2.5%)、海外からの交換留学生の比率(2.5%)、海外への交換留学生の比率(2.5%)」から評価がおこなわれています。

■2009年以降生まれを対象にタバコ購入禁止
香港政府は、香港内の喫煙率を昨年の9.5%から7.8%以下に引き下げることを目標としており、2009年以降生まれを対象としてタバコの購入禁止を検討していると医務衛生局局長の盧寵茂が政府の会議で話しました。

盧寵茂は、「ニュージーランドの後に続く」と説明。ニュージーランド政府は今年8月、2009年1月1日以降に生まれた人に対してタバコの購入を生涯にわたり禁止する法改正案を国会に提出しており、賛成多数で年内に可決する公算が大きいとされています。

香港政府が2021年4~7月に実施した調査によると、習慣的にタバコを毎日吸っている市民は約58万1千人で9.5%。2019年の10.2%からやや低下しており統計を取り始めて以降初めて1桁となりました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日4,649人、感染者累計は439,646人、死者累計は10,479人、現在の入院者数は1,947人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,891,875人(94.4%)、うち2回目接種が6,747,263人(92.5%)、3回目接種が5,673,404人(81.6%)、4回目接種が551,493人となっています。