ドローン飛行は政府へ登録が必要

更新日:2022年11月07日
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ドローン

本日は、香港で250グラム以上のドローンを飛ばすためには11月末までに民間航空局に登録を済ませる必要があること、香港の第3四半期のGDPは前年同期比4.5%減となり3四半期連続でマイナス成長となったことをお伝えします。

■ドローン飛行は政府へ登録が必要
運輸及物流局局長の林世雄は「香港でドローン(小型無人航空機)を飛ばすためには11月末までに民間航空局に登録を済ませる必要がある」と再度呼び掛けました。この小型無人航空機令は2022年6月1日に発効された規制であり、250グラム以上のドローンを飛ばすには登録が必要となります。現時点で16,000人以上が登録を済ませています。

小型無人航空機令に違反すると2年以下の禁固刑および10万香港ドル以下の罰金を科される可能性がありますので注意が必要です。

以下は香港政府の民間航空局(民航處/Civil Aviation Department)のウェブサイトとなり、登録方法、規制の詳細、飛行禁止区域マップ等が確認できます。ドローンの飛行は良好な気象条件で日中のみ許可、香港国際空港周辺やビクトリアハーバー等は飛行禁止区域となっている等も定められています。250グラム未満のドローンは登録不要ですが、高いリスクを伴う高度な運用をおこなう場合は民間航空局の事前許可が必要となります。

■香港の第3四半期のGDP 4.5%減
香港政府は第3四半期のGDP(域内総生産)を、前年同期比4.5%減となり、3四半期連続でマイナス成長となったことを発表しました。世界経済の成長見通しが悪化していることを理由として、通年の経済成長率の見通しを下方修正し、マイナス0.5~プラス0.5%としました。香港政府は「外部環境の著しい悪化が年内の輸出に圧力を与え続けるだろう」と伝えています。

陳茂波(ポール・チャン)財政官はGDPの減少について「新型コロナウイルスの状況が制御でき、対外投資が再開すれば徐々に経済は強くなっていく。最重要な緊急課題は、対外投資と経済的推進力の促進、企業と才能の引き付けだ。香港政府は機会を待ちながらインフラと開発能力を引き続きサポートする」と自身のブログで述べています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜4,516人、土曜5,111人、日曜4,988人、感染者累計は438,627人、死者累計は10,470人、現在の入院者数は1,870人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,891,148人(94.4%)、うち2回目接種が6,745,839人(92.5%)、3回目接種が5,667,388人(81.5%)、4回目接種が547,794人となっています。