中国本土人の香港訪問にワクチン接種は不要
本日は香港の行政長官ジョン・リーが、中国本土人の香港訪問者はワクチン接種が不要だと説明したこと、噂されていた10月末からの香港入境時のホテル隔離期間の短縮は未定と発表があったこと、11月より隔離ホテルで陽性となっても自費でのホテル宿泊が継続できると発表されたことを伝えます。
■中国本土人の香港訪問にワクチン接種は不要
ワクチン未接種の中国本土からの香港訪問者が、6ヶ月間有効なワクチンパスを香港の郵便局から取得できたことが大きな話題となっています。
香港の行政長官ジョン・リーは「中国本土の人が香港訪問のためにワクチンを接種しなくてはならないというルールは以前から定められていない。中国本土のコロナリスクは全世界で最も低く、香港よりもはるかに低いことが理由」と回答しました。
香港政府は2022年5月に「中国本土またはマカオからの訪問者は、6ヶ月間有効な一時的なワクチンパスを取得できる」と発表していました。
■10月末からのホテル隔離短縮は未定
香港の行政長官であるジョン・リーは、「10月31日からフィンテック業界リーダー向けのサミット、11月初旬にはグローバルバンカー向けのサミットが開催されるが、ホテル隔離期間を短縮するかどうかは決定していない。時期が近づけばコロナ感染状況を踏まえて判断する」と話しました。
■隔離ホテルで陽性でも宿泊継続が可能に
現在、海外から入境した隔離ホテル滞在者がコロナ陽性となった場合、ペニーズベイまたはカイタックの隔離センターに移送されますが、11月より自費で隔離ホテルに滞在し続けてもよいと香港政府が発表しました。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜10,076人(入境時・隔離中の発見154人、香港市中感染9,922人)、土曜9,787人(入境時・隔離中の発見185人、香港市中感染9,602人)、日曜9,033人(入境時・隔離中の発見129人、香港市中感染8,904人)、月曜7,938人(入境時・隔離中の発見166人、香港市中感染7,772人)、火曜7,218人(入境時・隔離中の発見151人、香港市中感染7,067人)、感染者合計は401,942人(陽性者合計1,667,130人)、死者合計は9,820人、入院者数は2,885人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,840,742人(93.8%)(シノバック3,040,859人、ビオンテック3,799,883人)、うち2回目接種が6,642,870人(91.2%)(シノバック2,924,026人、ビオンテック3,718,844人)、3回目接種が5,169,183人(75.1%)(シノバック1,961,781人、ビオンテック3,207,402人)、4回目接種が387,604人(シノバック178,110人、ビオンテック209,494人)となっています。