7月の小売売上高が市場予想を大きく上回る
本日は、7月の小売売上高が市場予想を大きく上回る増加となったこと、日本への香港人観光客数が30%増えると予想されていること、香港の世帯収入が1,200香港ドル減少し27,100 香港ドルとなったこと、13歳の天才少年が香港大学に合格したことをお伝えします。
■7月の小売売上高が市場予想を大きく上回る
7月の小売売上高が前年同月比4.1%増の283億香港ドルとなったことを香港政府の統計局が発表しました。5月は前年同月比1.6%減、6月は前年同月比1.3%減と減少が続いていましたが、7月は市場予想を大きく上回る増加となりました。
7月の小売売上高の種類別では、宝飾品・時計・高級ギフトが28.3%増加、医薬品・化粧品が4.5%増加、衣類・靴類が3.5%増加、スーパーマーケットでの売上は1.7%増加となっています。一方でデパートの売上は9.7%減少、自動車および部品は11.9%減少しています。
■日本への香港人観光客数が30%増えると予想
日本が9月7日(水)から1日の入国者数上限を5万人とし、添乗員(ツアーガイド)なしのパッケージツアーの受け入れを発表したことで、香港旅遊業議会の楊淑芬は日本に訪れる香港人観光客数は20〜30%増加するとの予想を発表しました。また、「ツアーのみで入国申請方法は不明、航空券価格も高くなっており、香港に戻る際にはホテル隔離があるため、香港人の観光客は急増しないだろう」ともコメントをしています。
日本は6月から一部の観光客の受け入れを再開しましたが、7月の訪日外国人旅行者数は14万4500人(観光目的は7903人)と、コロナ禍前の2019年7月の299万人と比較して95.2%減で低い水準のままです。2019年は年間で訪日外国人旅行者数が3188万2千人でした。
■香港の世帯収入が1,200香港ドル減少
香港政府統計局が家計調査データを発表しました。香港での2022年第2四半期の月間世帯収入の中央値は27,100 香港ドル(約481,590円)となり、第1四半期から1,200香港ドル減少(約21,330円減少)しました。男性従業員の月収中央値は20,700香港ドル(約367,790円)、女性の月収中央値は18,000香港ドル(約319,820円)となっています。
■13歳の天才少年が香港大学に合格
香港トップの大学である香港大学の工学部に香港の13歳の天才少年Peter Liu君が合格して話題になっています。Peter Liu君は小学校6年生の1学期に中学レベルの数学カリキュラムを終え、小学校6年生の2学期に高校レベルの数学カリキュラムを終えました。中学・高校は天水圍の香港青年協會李兆基書院に進学し2年飛び級し、現在は中学3年生です。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日9,495人(入境時・隔離中の発見228人、香港市中感染9,267人)、感染者合計は385,789人(陽性者合計1,540,803人)、死者合計は9,690人、入院者数は2,598人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,815,014人(93.5%)(シノバック3,022,967人、ビオンテック3,792,047人)、うち2回目接種が6,588,747人(90.5%)(シノバック2,892,227人、ビオンテック3,696,520人)、3回目接種が4,936,524人(72.0%)(シノバック1,834,576人、ビオンテック3,101,948人)、4回目接種が319,151人(シノバック145,683人、ビオンテック173,468人)となっています。
香港天文台は、乾燥した気流とスーパー台風11号「Hinnamnor」の影響で、金曜日から月曜日にかけて最高気温34〜35度の猛暑になると予想しています。