ハローキティ殺人事件の犯人が再び投獄

更新日:2022年08月16日
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1999年に香港で発生した凄惨な殺人事件「ハローキティ殺人事件」の犯人で11年服役した梁勝祖(48歳)が、友人の娘(10歳)にマッサージをしながら胸を触り痴漢をしたとして、西九龍裁判法院が懲役1年を言い渡し再び投獄されました。ハローキティ殺人事件は世界的に有名であるということもあり香港内で大きなニュースとして取り上げられています。

ハローキティ殺人事件(中国語名:Hello Kitty藏屍案)は、1999年に香港のナイトクラブで働いていた妊娠中の女性(当時23歳)が尖沙咀のアパートに誘拐・監禁され、暴行・拷問の末に死亡し、バラバラにされた死体の頭部がハローキティ人形に詰め縫合されたという事件です。

殺害された女性はポン引きのリーダー(当時33歳)から数千香港ドルの借金をしていたことから、3人の男性(当時33歳、26歳、19歳)が女性に借金の返済を求め、女性が妊娠した後も客をとらせるなどしていたが、返済能力がないと知り腹を立て尖沙咀加連威老道のアパートに監禁。女性は1ヶ月にわたる暴行・拷問の末に死亡しました。

事件は幽霊により発覚したとも言われています。事件から2ヶ月後に19歳男性の彼女で事件に関与した13歳少女が幽霊に取り憑かれ悪夢を何度も見ていると女児院で話したことから警察に通報され事件が発覚。事件のあった尖沙咀加連威老道のアパート(31 Granville Road)は心霊マンションとして世界的に有名となりましたが2012年に取り壊され、2016年に跡地にホテル「Soravit(瑞生嘉威酒店)」が建てられました。現在も周辺の防犯カメラに女性の幽霊が映ったという通報もあるようです。

当時は犯人3人には終身刑(香港には死刑がないため終身刑が最高刑)の判決が下されましたが、今回の痴漢事件の梁勝祖(48歳、当時26歳)のみ控訴で勝ち(女性が死亡する1日前から現場に居合わせなかったことから減刑)、11年間服役した後、2011年に釈放されていました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜4,439人(入境時・隔離中の発見217人、香港市中感染4,222人)、土曜5,308人(入境時・隔離中の発見160人、香港市中感染5,148人)、日曜4,979人(入境時・隔離中の発見215人、香港市中感染4,764人)、月曜4,896人(入境時・隔離中の発見197人、香港市中感染4,699人)、感染者合計は366,740人(陽性者合計1,421,918人)、死者合計は9,569人、入院者数は1,783人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,785,205人(93.2%)(シノバック2,999,195人、ビオンテック3,786,010人)、うち2回目接種が6,543,884人(89.9%)(シノバック2,862,512人、ビオンテック3,681,372人)、3回目接種が4,734,504人(69.3%)(シノバック1,715,027人、ビオンテック3,019,477人)、4回目接種が251,115人(シノバック112,580人、ビオンテック138,535人)となっています。