8月に搭乗前の電子健康申告が義務付け
香港政府は8月に、香港入境者に対して「香港に出発する3日前からオンラインで電子健康申告をおこない、飛行機の搭乗時に空港カウンターでQRコードを提示する」ことを義務付ける計画を発表しました。これは香港国際空港での到着者の待ち時間を短縮するための取り組みで、7月28日(木)午前0時以降の香港到着者から段階的に試験運用がおこなわれます。
また、今後はさらに搭乗前のデジタル化が強化され、電子健康申告で取得できるQRコードにはワクチン接種証明書や隔離ホテル予約確認書のアップロードが加えられる計画があるようです。
香港政府は「香港入境者が香港国際空港ですべての手続きを完了するまでに平均2時間かかっているが、新たな電子健康申告により待ち時間が可能な限り短縮できることを望んでいる」とコメントをしています。香港の議員であるジェフリー・ラム氏は「空港スタッフは手作業で入境者の健康申告を確認しているため、5時間以上の待ち時間となる者もいる」と話しています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 > 香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜4,270人(入境時・隔離中の発見180人、香港市中感染4,090人)、土曜4,265人(入境時・隔離中の発見231人、香港市中感染4,034人)、日曜4,250人(入境時・隔離中の発見186人、香港市中感染4,064人)、感染者合計は350,500人(陽性者合計1,321,993人)、死者合計は9,469人、入院者数は1,347人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,762,991人(92.9%)(シノバック2,982,524人、ビオンテック3,780,467人)、うち2回目接種が6,504,489人(89.4%)(シノバック2,835,857人、ビオンテック3,668,632人)、3回目接種が4,532,061人(66.5%)(シノバック1,599,884人、ビオンテック2,932,177人)、4回目接種が192,795人(シノバック86,675人、ビオンテック106,120人)となっています。
香港中文大学の医学部長は「すぐに毎日の陽性者数が5桁に増える可能性がある」と話しています。