自宅隔離者、スマートブレスレット着用が義務化
7月15日(金)から、香港内で新型コロナウイルス感染症の陽性となり自宅隔離となった方、香港入境後のホテル隔離を終えて自宅隔離となった方へのスマートブレスレットの着用が義務化されます。これは衛生局局長が記者会見で発表した内容であり、隔離命令を順守しているかを監視するための対策となります。
スマートブレスレットは、施設やレストランなどに掲示されたQRコードをスキャンし訪問履歴をスマホ内に記録するためのアプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」と連動させる予定であり、QRコードをスキャンするとスマホ画面がステータス毎に「赤、黄、緑」に色分けされる仕組みを考えているようです。
・赤色:新型コロナ陽性者、自宅外出禁止、全ての施設立入禁止
・黄色:海外到着者やハイリスク者、交通機関での移動と出勤のみ許可
・緑色:上記以外(コロナの追加制限の無い方)
現時点で、香港には12,000人以上の自宅隔離者がいますが、隔離命令を順守しているかを判断するための手段がないようです。香港の衛生局は、香港入境者の7日間ホテル隔離のうち数日間を自宅隔離とすることを検討しているため、スマートブレスレットと安心出行の連動を模索しているようです。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日2,863人(入境時・隔離中の発見252人、香港市中感染2,611人)、感染者合計は342,359人(陽性者合計1,273,917人)、死者合計は9,419人、入院者数は957人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,752,633人(92.8%)(シノバック2,975,179人、ビオンテック3,777,454人)、うち2回目接種が6,478,235人(89.0%)(シノバック2,816,405人、ビオンテック3,661,830人)、3回目接種が4,437,576人(65.2%)(シノバック1,542,357人、ビオンテック2,895,219人)、4回目接種が169,429人(シノバック76,492人、ビオンテック92,937人)となっています。