香港と中国、入境時の隔離期間の短縮検討
本日は、香港と中国が入境時の隔離期間の短縮を検討していること、7月1日の香港特別行政区成立記念日に向けた交通規制とイベント情報、新界エリア北部の上水でデング熱の媒介蚊ヒトスジシマカが倍増しハイリスクであることをお伝えします。
■香港と中国、入境時の隔離期間の短縮検討
中国本土への入国には「ホテル14日+自宅7日」の隔離が必要でしたが「ホテル7日+自宅3日」へ短縮する方針を中国の国務院(日本の内閣に相当する)が発表しました。具体的な実施日はまだ発表されていません。
香港でも現在の「ホテル7日」から「ホテル5日+自宅2日」へ短縮することを検討していると香港メディアThe Standardが伝えています。
■7月1日に向けた交通規制とイベント情報
香港警察は7月1日(金)の香港特別行政区成立記念日に向けた交通規制の情報を発表しました。ドローン(小型無人機)の飛行は香港全土で禁止となります。
本日6月29日(水)の午前2時からは湾仔北の多くの道路を通行止めとし、中環湾仔バイパストンネルの一部も閉鎖。バスの運行は迂回をしておこなわれます。6月30日午前1時から7月1日午後2時までは、MTR会展駅(エキシビションセンター駅)が閉鎖となります。
また、7月1日(金)から7月31日(日)の期間、ビクトリアハーバーで毎日開催されている光と音のショー「シンフォニーオブライツ」の特別版が、午後8時から10分間おこなわれます。
■香港の上水でデング熱の媒介蚊が倍増
新界エリア北部の上水(ションソイ)で、デング熱の媒介蚊「ヒトスジシマカ」が倍増しハイリスクであると食物環境衛生署が注意を呼び掛けています。香港内でのデング熱感染の最後の記録は2020年4月となっています。
食物環境衛生署は「潜在的な蚊の繁殖地を排除することに焦点を当てた全面的な蚊の防除活動を開始する。香港の暑くて雨の多い夏は蚊の繁殖を助長する。市民は警戒を怠らず、効果的な蚊の対策と管理措置を継続して実施する必要がある」と述べました。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日1,685人(入境時・隔離中の発見152人、香港市中感染1,533人)、感染者合計は337,306人(陽性者合計1,241,435人)、死者合計は9,399人、入院者数は645人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,742,247人(92.6%)(シノバック2,968,148人、ビオンテック3,774,099人)、うち2回目接種が6,447,795人(88.6%)(シノバック2,793,732人、ビオンテック3,654,063人)、3回目接種が4,338,668人(63.9%)(シノバック1,479,763人、ビオンテック2,858,905人)、4回目接種が150,837人(シノバック68,748人、ビオンテック82,089人)となっています。