香港での各制限令の今後の方針について
本日は、3月20日(日)または21日(月)に香港での各制限令の方針について発表予定があること、ワクチン接種率95%での制限緩和を提案したことに対する行政長官のコメント、失業率が4.5%となり0.6%悪化したこと、香港政府管轄の全ビーチが昨日から閉鎖されていることをご案内します。
■香港での各制限令の今後の方針について
キャリーラム行政長官は、香港の各制限令の今後の方針について3月20日(日)または21日(月)に、「国際線の乗り入れ、香港入境者の隔離期間、全住民検査の有無、各種制限、学校授業の再開、今後の方針」などについての発表をおこなう予定であると話しました。昨日の記者会見では香港入境者の隔離期間を14日から7日に短縮するかもしれないという内容もありましたが、公立病院の負担を考慮に入れなければならないと付け加えられました。
■接種率95%での制限緩和は長い道のり
香港政府アドバイザーの袁國勇教授と研究チームが「ワクチン接種率が95%に達した場合に制限緩和すべき。ワクチン未接種者の公共交通機関、学校、レストランなどの立ち入り禁止を前提として7月頃に正常に戻す計画をすべき」とメディア明報に述べたことに対しては、キャリーラム行政長官は「ワクチン接種率95%は長い道のり、過度な目標は人々をさらに緊張させる可能性がある」と話しました。
■失業率4.5%、前回よりも0.6%悪化
香港政府の統計局が2021年12月~2022年2月の失業率を4.5%と発表しました。前回(2021年11月~2022年1月)の3.9%から0.6%悪化しており、特に建設、小売、宿泊、飲食、アート、エンターテインメント、レクリエーション業界で悪化がみられました。失業者数は約22,700人増加し、157,900人となっています。
■香港政府管轄の全ビーチが昨日から閉鎖
昨日、香港政府の康樂及文化事務署が管轄する全ビーチが閉鎖となりました。閉鎖案内を無視してビーチに入る人や、管轄外の海に入る人もみられたようです。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、一昨日29,272人(入境時・隔離中の発見11人、香港市中感染29,261人)、昨日21,650人(入境時・隔離中の発見9人、香港市中感染21,641人)、感染者合計は272,235人(陽性者合計996,862人)、死者合計は5,136人、入院者数は10,522人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,447,216人(91.3%)(シノバック2,776,475人、ビオンテック3,670,741人)、うち2回目接種が5,512,469人(81.3%)(シノバック2,199,129人、ビオンテック3,313,340人)、3回目接種が2,395,983人(シノバック828,326人、ビオンテック1,567,657人)となっています。