全民コロナ検査と旅客機の着陸禁止措置について
3月に計画されていた香港のすべての住民を対象とした新型コロナウイルス検査について、キャリーラム行政長官は「全体検査は、香港のコロナ流行状況が着実に下降傾向を維持しているときに開始できる。時期が来れば専門家のアドバイスに耳を傾ける。効果を確実にするため全体検査を繰り返してもよい」と中国の主要メディア新華社のインタビューで話しました。
昨日の香港政府による記者会見では、一部の国からの着陸禁止措置について「香港が外部からの受け入れを再開するのは政府がコロナ流行を抑止した後。アメリカやイギリスなど9か国からの着陸禁止措置はまだ解除すべきでなく、4月20日まで続けるべきだ。解除すると多くの人が急いで香港に戻る。帰国者の中にも必然的に感染者がいるため公立病院に大きな圧力をかけることになる」とキャリーラム行政長官が話しました。
香港は現在、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、フランス、インド、ネパール、パキスタン、フィリピンの9か国から香港への旅客機の着陸を禁止しており、過去14日間にこれらの国に2時間以上滞在した人も香港に入ることができません。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日31,402人(入境時・隔離中の発見10人、香港市中感染31,392人)、感染者合計は246,135人(陽性者合計575,623人)、死者合計は3,150人、入院者数は9,350人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,377,330人(90.8%)(シノバック2,734,840人、ビオンテック3,642,490人)、うち2回目接種が5,351,350人(79.2%)(シノバック2,092,386人、ビオンテック3,258,964人)、3回目接種が2,154,526人(シノバック760,696人、ビオンテック1,393,830人)となっています。
香港政府の衛生防護中心のAlbert Auは「コロナ第5波のピークは3月2日から3月4日で1日50,000人以上の感染が確認されていたが、今は減少傾向にある」と話しています。