新型コロナ関連の4つの大きなニュース

更新日:2022年01月28日
LINEで送る
Pocket

オンライン授業

本日は、ワクチン未接種者のレストランや各施設への立ち入りを禁止とする「ワクチンパス」の準備が始まり「新LeaveHomeSafeアプリ」がリリースされたこと、全学校が2月21日(月)まで対面授業停止となったこと、日本含むグループAからの入境者ホテル隔離期間が14日間に緩和されたこと、新型コロナ対策制限(店内飲食禁止や指定施設の営業停止)が2月17日(木)まで延長されたことをお伝えします。

■ワクチン接種を判断する安心出行がリリース
香港政府は2月24日(木)から、ワクチン未接種者のレストランや各施設への立ち入りを禁止とする「ワクチンパス」の準備を開始しています。以前はワクチンバブルと呼ばれていましたがワクチンパスへと名称が変更されました。

まず、LeaveHomeSafe(安心出行)アプリの新バージョン(Version 3.0.2)がApp Storeから昨日リリースされました。新LeaveHomeSafeアプリを使用すると、青いQRコードが表示されワクチン接種が判断できます。さらに滞在時間がリアルタイム表示されるためスクリーンショットによる不正防止にもなります。健康上の理由でワクチン接種免除となる方は免除証明書が表示されるとのこと。ワクチン未接種はアプリ使用時に赤いQRコード表示されるようです。

キャリーラム行政長官は、「最初はワクチン接種1回で施設に入場できるが、後に2回、3回と増やしていくつもりだ。ワクチン接種は強制ではないが、未接種者の選択肢が減ることにはなる」とコメント。

■2月21日まで全学校で対面授業停止
教育局は、全ての幼稚園、小学校、中学・高校、塾の対面授業の停止を2月21日(月)まで延長することを発表しました。また、2月24日(木)から「ワクチンパス」が開始されるとワクチン未接種者は学校への立ち入りが禁止になるため、「学校職員、保護者、訪問者」にできるだけ早くワクチン接種をするように呼び掛けています。生徒が立ち入り禁止となるかは述べられていません。

■入境者のホテル隔離期間が14日間に緩和
2月5日(土)より高リスク国(グループA)からの入境者に対するホテル隔離期間が21日間から「ホテル隔離14日間+自己観察7日間」に緩和されます。自己観察期間は2度のコロナ検査が必要ですが、外出は許可されています。高リスク国(グループA)は日本を含む150か国以上、香港に入境できるのはワクチン接種が完了した香港居住者のみです。

■店内飲食禁止などのコロナ対策が延長
香港で実施されている、レストラン内での店内飲食禁止(18時から翌朝5時まで)、バーなどの指定施設の営業停止の制限が2月17日(木)まで延長となりました。

時間に関係なく営業停止となっているのは「バーとパブ、アミューズメントゲームセンター、浴場、フィットネスセンター、アミューズメント施設、公共娯楽場所(シネマなど)、パーティールーム、エステ、クラブとナイトクラブ、カラオケ、麻雀と天九の施設、マッサージ、スポーツ施設、スイミングプール、クルーズ船、イベント施設、全てのローカル観光ツアー」です。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日164人(入境時・隔離中の発見48人、香港市中感染116人)、感染者合計は13,450人(陽性者合計13,790人)、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が5,315,600人(78.8%)(シノバック2,044,712人、ビオンテック3,270,888人)、うち2回目接種が4,779,451人(71.0%)(シノバック1,777,387人、ビオンテック3,002,064人)、3回目接種が886,265人(シノバック380,672人、ビオンテック505,593人)となっています。昨日は葵涌(クワイチョン)と観塘(クントン)でロックダウンが実施されました。