香港はクリスマス3連休で大盛況と予想

本日は、12月25日から27日までのクリスマス3連休に関連するニュースと、子供が遊べるスポットが充実する湾仔ハーバーチルに足漕ぎボートのエリアが追加されたこと、香港政府主導で配置されてきたフードトラックが2022年6月1日をもって終了となることをお伝えします。

■香港はクリスマス3連休で大盛況と予想
12月25日から27日まで香港はクリスマス3連休となります。ナイトライフで有名なランカイフォン（蘭桂坊）をはじめとする中環エリアの道路では24日午後2時から25日午前5時まで車両通行止めとなり、歩行者で賑わうことが予想されます。今年はMTR（地下鉄）の終夜運転はありませんが、本数を増やし通常どおりの時間帯で運行されます。

ランカイフォンにお店を構えるレストランは活況です。ランカイフォン協会の張素媚は「一部レストランはクリスマスイブから大晦日まで予約で満席となり、2018年のピーク時に戻ってきた。コロナ状況が一段落し、政府による電子消費券の配布も消費意欲を掻き立てた。クリスマスは存分に楽しんでほしい」と述べました。

家族や友人と香港内のホテルで過ごすステイケーション（Staycation）も大変人気です。ホテル稼働率は5つ星で80～90％、3～4つ星で70～80％、部屋代は20～30％アップしているようです。前立法会旅行界議員の姚思榮は「香港の経済回復と、政府による電子消費券の配布などが、クリスマスシーズンのホテルビジネスの回復を後押しした」と述べました。

■湾仔ハーバーチル、子供達の大人気スポット
湾仔（ワンチャイ）から銅鑼湾（コーズウェイベイ）のビクトリアハーバー沿いに位置し、子供が遊べるスポットが充実する湾仔海濱長廊（ハーバーチル、HabourChill）に、足漕ぎボートのエリアが追加されました。足漕ぎボートの営業時間は10時から18時まで、土・日および祝日は2人用200香港ドル、4人用280香港ドルの2種類で、45分間楽しむことができます。平日に利用すると割引があるようです。

インターネット経由での事前チケット購入をおすすめしますが、今年いっぱいは予約でほとんどが埋まっているようです。ボート乗り場で直接チケットを購入することもできますが遊べるかは状況次第とのこと。
https://www.coralseaferryservice.com.hk/rent_ss

湾仔のハーバーチルへは、銅鑼湾駅のC出口、湾仔駅のA3もしくはC出口、湾仔フェリー乗り場を利用すると良いでしょう。上記のオフィシャルページにはイラストでの行き方案内も掲載されています。湾仔のハーバーチルは子供たちの大人気スポットとなるでしょう。

■フードトラックが2022年6月1日に終了
2017年から香港政府主導で配置されてきたフードトラックが、2022年6月1日をもって終了となることが発表されました。旅遊事務署は「観光プロモーションの政策目標が達成できなかった。2017年は順調だったが、社会不安や新型コロナのダブルパンチで2020年前半に最低レベルとなった」と話しています。

フードトラックは計12台あり、現在も定期的に使用されている場所は香港ディズニーランドと西九龍文化区アートパークの2か所のみです。香港政府の中止発表を受けてフードトラックのオーナーらは「売上が上がってきているので、辞めてしまうと投資が台無しになる」などと中止への反対の声を上げています。フードトラックの一部のオーナーは、事業が継続できるようにライセンス取得や場所確保に向け話し合うとのことです。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、一昨日7人（域内感染者0人）、昨日2人（域内感染者0人）、感染者合計は12,551人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,847,397人（72.0％）（シノバック1,782,766人、ビオンテック3,064,631人）、うち2回目接種が4,624,763人（68.7％）（シノバック1,706,098人、ビオンテック2,918,665人）、3回目接種が331,352人（シノバック176,737人、ビオンテック154,615人）となっています。昨日、香港国際空港のトイレ清掃員（64歳）が検査で陽性となったことで屯門の住宅でロックダウンがおこなわれました。