新型コロナ対策制限が11月10日まで延長

更新日:2021年10月28日
LINEで送る
Pocket

ブースター接種

香港政府は新型コロナウイルス対策の制限令を11月10日(水)まで延長すると発表しました。関連ニュースとして、香港政府衛生署の新型コロナウイルス専門家委員会にて「60歳以上、医療従事者、介護施設の労働者、空港およびホテル従業員、免疫不全や慢性疾患の患者などリスクの高い人」にワクチンの3回目接種(ブースター接種)をおこなうべきだと専門家らが政府に推奨しました。

専門家委員会の一人である香港中文大学の許樹昌(デビッド・ホイ)教授は「シノバックを2回接種した人は、3回目にビオンテックを選択してもよい。シノバックとビオンテックを混合することでより多くの抗体が生まれるとの研究結果がある。一方、ビオンテック2回接種者は3回目もビオンテックを接種すべきだ」と話しました。

【 現在の新型コロナウイルス対策の制限 】
下記にあるタイプとは、香港政府が店舗を区別するために指定しているものです。

■レストラン
・ワクチンバブルが推進する対策をしていないレストラン(タイプA) 午後6時、1テーブル2人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員が7日毎にコロナ検査、アプリもしくは手書きでの入店記録(タイプB) 午後10時、1テーブル4人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプC) 深夜0時、1テーブル6人、収容人数75%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客の3分の2以上がワクチン1回(タイプD) 深夜2時、1テーブル12人、収容人数100%、宴会240人まで可。ライブパフォーマンス可。

■バー、パブ、ナイトクラブ
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。ライブパフォーマンス可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1テーブル8人、収容人数100%まで可。ライブパフォーマンス可。

■カラオケ、パーティールーム
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1ルーム8人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1ルーム12人、収容人数100%まで可。

■雀荘
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプ1) 午前0時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 午前0時、1テーブル4人、収容人数100%まで可。

■浴場(サウナ)
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回 深夜2時まで可。

■クルーズ船
・スタッフと顧客の全員がワクチン2回 収容人数50%まで可。

■その他
・公共場所での集まりは4人まで
・公共場所(屋内、屋外)でのマスク着用

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日5人(域内感染者0人)、感染者合計は12,336人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,601,077人(対象者約680万人中67.7%)(シノバック1,673,759人、ビオンテック2,927,318人)、うち2回目接種が4,406,871人(シノバック1,611,670人、ビオンテック2,795,201人)となっています。