中環街市(ウェットマーケット)が本日ソフトオープン
中環(セントラル)の街市(ガイシー/ウェットマーケット)が約3年にわたる改装工事を経て、本日お昼12時30分にソフトオープンします。まずは約70店舗がオープンするようです。街市とは、肉、魚介類、野菜や果物などの新鮮な食材が安く手に入る、香港人に古くから親しまれているマーケットのことです。
街市は、香港内の至る所にあるのですが中環の街市は5億香港ドル以上の予算をかけた大幅リニューアルとなっており大注目となっています。沢山の飲食店や小売店が入り、90%は香港ローカル、昔ながらの屋台は13店舗存在するようです。
新たな中環街市は「Playground for All(みんなの遊び場)」をコンセプトに掲げており、地上階(G階)にはレストランエリアとシェフズマーケットのほか、クラフトビールやジンなど香港ローカルのお酒を楽しめるお店や休憩スペースがあります。1階にはカフェ、ベーカリーやお菓子店のほか、イベントスペースがあり本日より中環街市の歴史が展示される回顧展が開催されます(入場無料)。過去の街市との違いを見比べられる屋台の展示(肉屋の吊るし棒や魚屋の水槽)もあります。2階は様々な小売店、ストリートスナック屋台がある通路となっており、香港の有名スポット「ミッドレベルズ・エスカレーター(全長800メートルの屋外エスカレーター)」に繋がっています。
中環街市には180年の歴史があり現在は築80年の3階建ての建造物となります。1841年にイギリスの植民地となってから、中環エリアに住むイギリス人の需要にあわせて中国の職人や食品貿易業者が流入し、同時にマーケットの需要も高まりました。その結果、1842年6月10日に、現在の中環街市の南側に初めて街市が誕生しました。1850年代になると現在の場所に中環街市が移り、改築を重ねて運営され続けてきました。
中環街市
住所:93 Queen’s Road Central & 80 Des Voeux Road Central(MTR中環駅C出口)
8月23日(月)12時30分ソフトオープン、11月正式オープン予定
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜2人(域内感染者0人)、土曜3人(域内感染者0人)、日曜5人(域内感染者0人)、感染者合計は12,058人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が3,928,938人(対象者約680万人中57.8%)(シノバック1,464,084人、ビオンテック2,464,854人)、うち2回目接種が3,125,164人(シノバック1,191,791人、ビオンテック1,933,373人)となっています。