シンガポール、香港からの渡航者を隔離免除と発表
シンガポールは本日8月20日(金)23時59分より、香港とマカオからの渡航者を隔離免除とし、到着時のPCR検査のみで受け入れることを発表しました。シンガポール側だけでの隔離免除となるため、シンガポールから香港に戻った場合は香港入境制限に従い14日以上のホテル隔離が必要となります。
シンガポールは現在「Covidレジリエンス(病気や苦境から立ち直る力という意味)」という方針を打ち出しており、香港とマカオの他にも中国本土(江蘇省を除く)、ニュージーランド、台湾からの渡航者を隔離免除で受け入れています。9月8日(水)からはドイツとブルネイからの渡航者も隔離免除で受け入れる計画を発表しています。
また、香港とシンガポールは昨日、「トラベルバブル(双方向で隔離免除する計画)」については今後議論を続けないと発表しました。理由は「両国の防疫戦略の違い」としており、香港側とシンガポール側それぞれ別々に新型コロナウイルス対策を継続するとの方針です。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日5人(域内感染者0人)、感染者合計は12,048人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が3,858,537人(対象者約680万人中56.7%)(シノバック1,446,259人、ビオンテック2,412,278人)、うち2回目接種が3,022,561人(シノバック1,164,957人、ビオンテック1,857,604人)となっています。
現在、ハリウッド女優のニコール・キッドマンが、アマゾン・ドットコムが製作する新作ドラマ「Expats(駐在員たち)」の撮影のため香港に滞在しています。8月12日(木)にプライベートジェットでシドニーから香港に到着。新型コロナウイルス対策の隔離については「香港経済発展に貢献する専門職」として免除が許可されました。隔離免除の特別待遇について香港内では不満の声も上がっています。
なお香港は新型コロナワクチン接種証明書の認定基準を強化したため、本日から韓国で発行されたワクチン接種証明書を認めないと発表しました。