5000ドルの消費券の一部配布が開始
8月1日(日)、香港政府が18歳以上の香港永久居民と香港永久居民の扶養家族に配布する5,000香港ドル(約7万550円)の電子消費券のうち最初の2,000香港ドルを配布しました。Octopus(オクトパス)での2,000香港ドルの受け取りは地下鉄MTR駅やコンビニで手続きができ約550万人の受け取りが完了しました。
昨日はレストランで多めに注文する人、ショッピングモールでギフトや電子製品を購入する人などで香港内がにぎわいを見せたようです。当記事では受け取りがまだの人のために受け取り方法をご案内します。 電子消費券はOctopus(オクトパス)、AlipayHK(アリペイHK)、Tap & Go(タップ・アンド・ゴー)、WeChat Pay HK(ウィーチャットペイHK)のいずれかで受け取ることができ、「小売店、飲食店、サービス店やオンラインプラットフォーム」で使用できます。Octopus以外を選択した方は直接アカウントへ振り込みがおこなわれましたが、Octopusを選択した方は、以下のように受け取りが必要です。
■Octopusで電子消費券を受け取る
その1:地下鉄MTR駅で受け取り
地下鉄MTR駅の各駅に設置してあるOctopusカード読み取り機「補貼領取站(Subsidy Collection Point)」を使用すればオクトパスで電子消費券が受け取れます。Octopusカードを読み取り機にタップするだけで簡単に受け取れます。
その2:提携店舗で受け取り
提携店舗のセブンイレブン、OK便利店、ウェルカム(マーケットプレイス、ジェイソンズ、3hreesixtyを含む)の支店に行き、消費券を受け取りにきたことを伝えるとオクトパスへの受け取り手続きがおこなわれます。
その3:スマホアプリ「Octopus 八達通」で受け取り
以下の手順でスマートフォンのアプリ「Octopus 八達通」で受け取ることができます。
1.スマートフォンの「Octopus 八達通」アプリをダウンロード。
2.アプリでログインし「Consumption Voucher」をクリック。
3.事前に登録したオクトパスカード番号が表示されるので選択。登録を済ませていない方は「+Add」をクリックして登録できます。
4.受け取りできる金額が表示されますので、「Collect」をクリック。
5.アプリでオクトパスカードを読み込みして完了です。
6.今後、同じアプリで残高や履歴の確認もできます。
なお、8月1日(日)から1回目2,000香港ドルの電子商品券を受け取ることができるのは、7月4日(日)から7月17日(土)に登録した申請者です。Octopusでの申請者は、2回目は10月1日(金)に2,000香港ドルの配布となり、4,000香港ドルを使い切れば12月16日(日)以降に残りの1,000香港ドルが受け取れます。7月18日(日)から8月14日(土)に登録した申請者は9月1日(水)に1回目の電子消費券を受け取ることができます。
※登録および申請は終了しました。
その他、本日の関連のニュースとしては、電子消費券の配布に合わせて28,000以上のビジネスが新たに電子決済を導入したこと。電子消費券のためにOctopus支払い機を設置した旺角(モンコック)の中華料理店のオーナーは昨日、顧客数が30%増加し、売上は20%増加したと話したこと。飲食業界団体の香港餐飲聯業協会の黄家和(サイモン・ウォン)会長は「電子消費券の総額360億香港ドルのうち3分の1にあたる120億香港ドル程度がレストランに使用されるだろう」と予想していること、などが話題となっています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 > 香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜2人(域内感染者0人)、土曜0人、日曜3人(域内感染者0人)、感染者合計は11,988人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約3,256,100人(人口の約43.4%)(シノバック1,275,900人、ビオンテック1,980,100人)、うち2回目接種が約2,462,900人(シノバック990,700人、ビオンテック1,472,300人)となっています。