香港太空館スペース・シアターがリニューアルオープン
2020年5月から3,000万香港ドル(約4億2700万円)をかけて改装工事していた「香港スペース・ミュージアム(香港太空館)」のスペース・シアターが明日7月1日(木)に再オープンします。主な改装箇所である半球状のプロジェクションドームには最先端のNanoSeamドーム技術が用いられ鮮明でカラフルな画像が映し出されます。
その他にも新しいスピーカー、高解像度の3Dが楽しめる8Kプロジェクター、新3Dメガネなどが加わりました。座席自体も新しくなり、言語選択ができるタッチスクリーンも設置されています。明日から以下の3つのショーが上映されますので訪れてみてはいかがでしょうか?
1.スカイショー「Worlds Beyond Earth(地球外の世界)」
宇宙ミッションから収集された本物のデータに基づいて、リアルで息をのむような太陽系をシミュレートします。まず観客は米国航空宇宙局(NASA)のアポロ計画の月着陸船「ファルコン」に続いて月を訪れます。他の宇宙探査機は、観客を土星の渦巻くリングをくぐり抜ける劇的なフライトや、活火山と地下海による別世界に連れて行きます。25分のショーで、上映時間は平日の午後5時および、週末と祝日の午前11時、午後3時30分、午後8時。上映期間は2021年12月31日(金)までとなっています。
2.オムニマックスショー「Ancient Caves(古代の洞窟)」
古気候学者のジーナモーズリー博士が率いる危険な遠征に参加し、経験豊富な洞窟探検家のチームと共に、フランス、アイスランド、バハマ、米国、メキシコのユカタン半島の水面上と水面下の古代の洞窟を探検します。何千年も前の石筍(せきじゅん)のサンプルを収集し、地球の気候変動の秘密を解き明かしましょう。40分のショーで、上映時間は平日の午後3時30分と午後8時および、週末と祝日の午後2時と午後6時30分。上映期間は2022年3月31日(木)までとなっています。
3.3Dドームショー「Secrets of the Universe 3D(宇宙の秘密3D)」
世界的に有名な科学者がガイドとなって観客を科学の旅に没頭させます。レーザー干渉計重力波観測所(LIGO)と、人類史上最大の機械である大型ハドロン衝突型加速器への訪問は、科学者が宇宙の秘密を解き明かすために強力な科学機器をどのように利用するかを学ぶのに役立ちます。42分のショーで、上映時間は平日の午後2時と午後6時30分および、週末と祝日の午後12時30分と午後5時。上映期間は2022年3月31日(木)までとなります。
チケットは本日発売開始で24~32香港ドル、香港太空館のボックスオフィスまたはウェブサイトURBTIX(https://ticket.urbtix.hk/internet/)で購入できます。
香港スペース・ミュージアム(香港太空館)
住所:10 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
休館日:火曜日(祝日を除く)
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日1人(域内感染者0人)、感染者合計は11,922人、死者合計は211人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約2,212,400人(人口の約29.5%)(シノバック956,300人、ビオンテック1,256,100人)、うち2回目接種が約1,456,500人(シノバック593,800人、ビオンテック862,700人)となっています。先週L452R変異株(デルタ株)に感染した27歳空港職員の感染経路が不明となっていた件については、海外からの帰国者3人に関連していることが判明したとの発表がありました。