ワクチン接種と抗体確認で7日隔離となる可能性
本日は、海外から香港入境の際にワクチン接種者が抗体検査で陽性なら隔離日数を半減し7日間とする可能性が議論されていること、香港航空が12機のA320を1年間運航停止しパイロットに自主的な長期休暇を要求すると通知したことの2つの話題をお伝えします。
■ワクチン接種と抗体確認で7日隔離となる可能性
新型コロナウイルスのワクチンを接種しており、抗体検査で陽性反応がでる人物の隔離期間を7日間とする議論がおこなわれています。
衛生署の科学委員会では「低リスク~中リスク地域から入境する人物が、ワクチン接種者であり、抗体検査で陽性反応となっている場合、隔離日数を現行の14日間から7日間に半減してよいだろう」との議論がありました。
香港政府アドバイザーの感染病学者の許樹昌は「新型コロナウイルスに一度感染して回復した人物は、1回のワクチン接種で隔離日数を半減してもよいだろう」とコメントをしました。
香港政府のワクチン専門家パネルでは、海外からの香港入境者への抗体検査を推奨しており、高リスク地域からの入境者はこれまでどおりの制限を続けるべきだと議論をしているようです。
■香港航空の今後の運航と従業員への対応について
香港航空は昨日、運航中の30機のエアバスのうち12機を7月より1年間停止することを発表し、パイロットには自主的な長期休暇を要求したようです。
香港メディアSCMPによると、香港航空のパイロットは、1ヶ月分の給与を受取り6ヶ月間の無給休暇、もしくは2ヶ月分の給料を受取り9か月間の無給休暇のどちらかになるとのこと。その他の従業員については30~40%を解雇する可能性があるとのことです。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日4人(域内感染者0人)、感染者合計は11,873人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,608,400人(人口の約21.4%)(シノバック705,000人、ビオンテック903,400人)、うち2回目接種が約1,140,600人(シノバック480,100人、ビオンテック660,400人)となっています。