低リスクの3カ国からの入境条件を緩和
本日は、3つの話題「低リスクの3カ国からの入境条件が緩和されたこと、香港エクスプレスが日本行き早割キャンペーンを実施していること、電子消費券5,000香港ドルの受取プラットフォームが発表されたこと」をお伝えします。
■低リスクの3カ国からの入境条件を緩和
4月9日(金)から、香港は低リスク国に指定した3カ国(シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド)からの入境条件を「ホテル隔離14日間、その後は自己観察7日間、香港到着から19日目にコロナ感染検査」と緩和しました。
緩和内容について政府アドバイザーの許樹昌は「低リスク地域からの入境者で、ワクチン接種者の場合はさらなる緩和、例えば7日間隔離としてもよいだろう。ビジネスでの訪問予定者が厳しい隔離を理由に行き先を変更することを避けられる」とラジオ番組内で話しました。
一方、香港内で実施されているコロナ対策制限について許樹昌は「飲食店での人数制限などのソーシャルディスタンシングを現時点で緩和するのは早すぎる。香港政府はトラベルバブルの開始を考えているが、ソーシャルディスタンシングの緩和により感染がリバウンドすればトラベルバブルはいつまでたっても開始できなくなる。そして、香港でのワクチン接種者が人口のわずか8%にとどまっていることは理想的ではない」と話しました。
■香港エクスプレスの日本行き早割キャンペーン
香港エクスプレスは4月12日(月)~4月18日(日)まで、日本行きの航空券の早割キャンペーンを実施しています。対象となる航空券は、2021年11月1日~2022年3月26日出発のチケットで、288香港ドル(約4,000円)からで購入できます。香港エクスプレスは「フライトスケジュールが変更となる可能性はあり、当社事情により予約がキャンセルとなった場合は全額返金を約束する」としています。
先ほど実際に香港エクスプレスのホームページで今年11月出発の片道航空券を検索してみたところ、沖縄行きで428香港ドル、関空行きでは608香港ドル、福岡行きでは658香港ドル、成田行きと羽田行きで798香港ドルから購入可能となっていました。2022年1~3月出発になると更に安い航空券を見つけることができました。
■電子消費券5,000香港ドルの受取について
香港政府が財政予算案で発表した「18歳以上の永久居民等に5,000香港ドル(約70,000円)分の電子消費券を配布」について、昨日、電子消費券を受け取ることができるプラットフォームが決定しました。
電子消費券はOctopus(オクトパス)、AlipayHK(アリペイHK)、Tap & Go(タップ・アンド・ゴー)、WeChat Pay HK(ウィーチャットペイHK)の4ブランドで受け取ることができ、今年夏に登録受付が開始する予定です。
受け取り資格者は「18歳以上の香港永久居民と香港新移民(中国語:新來港人士)」と政府サイトに記載があります。
https://www.info.gov.hk/gia/general/202104/11/P2021041000901.htm?fontSize=2
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜14人、土曜5人、日曜13人、感染者合計は11,582人、退院者合計は11,206人、死者合計は207人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約578,900人(人口の約7.7%)(シノバック348,600人、ビオンテック230,300人)、うち2回目接種が約255,900人(シノバック146,700人、ビオンテック109,200人)となっています。