1000軒以上の飲食店を調査し14軒起訴

更新日:2021年03月30日
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地下鉄運賃値下げ

本日は、3つの話題「食物環境衛生署が1000軒以上の飲食店を調査し14軒起訴となったこと、地下鉄MTRの運賃が6月から1.7%値下げとなること、ホームヘルパー契約が3か月延長可能となること」を話題のニュースとしてお伝えします。

■1000軒以上の飲食店を調査し14軒起訴
香港政府の食物環境衛生署が3月27日(土)と28日(日)に、新型コロナウイルス対策制限に違反する施設がないか、1088軒の飲食店と250施設を対象に調査しました。さらに香港警察と共同で九龍城、葵青、西貢、湾仔の106軒の飲食店の調査もおこなったようです。

調査の結果、「従業員の14日毎のコロナ検査違反」が9軒で見つかり、その他には「テーブル間の距離また仕切り違反」などが見つかっており、計14軒が起訴されたとのこと。有罪判決を受けると最大5万ドルの罰金および最長6か月の禁固刑となります。

■地下鉄MTRの6月から1.7%値下げ
地下鉄MTR社が6月27日(日)より乗車運賃を平均1.7%値下げすることを発表しました。1.7%の値下げは、香港政府とMTRで定めた運賃調整メカニズム「可加可減機制」の計算式にもとづいて決定されたそうです。2007年に可加可減機制が導入されて以来、初の値下げとなるようです。

なお、MTRが新型コロナウイルスの影響を受けた市民への救済措置として2020年7月から実施している運賃20%オフの措置は3月31日で終了となり、4月1日からは5%オフに変更されます。

■ホームヘルパー契約、3か月延長可能に
香港政府は、昨年から新型コロナウイルス対策として実施している「ホームヘルパーと雇用主の支援制度」を延長すると発表しました。延長により雇用主は、6月30日(水)までに契約が切れるホームヘルパーとの契約を最長で3か月延長することができます。ホームヘルパーと雇用主の支援制度とは、新型コロナウイルスの影響で海外から新しいホームヘルパーが入国するのが難しくなっている現状を考慮して設けられた制度です。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜11人、土曜6人、日曜1人、月曜8人、感染者合計は11,455人、退院者合計は11,075人、死者合計は205人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約450,500人(人口の約6.0%)(シノバック299,200人、ビオンテック151,300人)、うち2回目接種が約24,600人(シノバック24,600人)となっています。昨日は、61歳男性がワクチン接種12日後に死亡したことが確認されました(ワクチン接種後の死亡者は13人目)。