2021年度版、世界金融センターランキング
イギリスのシンクタンク Z/Yenグループが金融センターの国際的競争力を示す「世界金融センター指数(GFCI)」の最新版を発表しました。1位~3位は前回と同様ニューヨーク、ロンドン、上海、4位は香港、5位はシンガポールとなりました。前回4位の東京は7位となっています。
「世界金融センター指数(GFCI)」は2007年3月に始まり1年に2回発表されます。今回は第29回目で、世界114都市を対象に「世界銀行、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)、経済協力開発機構(OECD)、国連」などの定量データに基づきランク付けされています。世界各国の関係者10,774 人へのアンケート調査も実施されており、評価に含まれています。
香港金融発展局の李律仁(ローレンス・リー)主席は「GFCIは、香港を含む金融センターにとって重要な指標であり、世界トップクラスの金融センターに香港が常にランクインしている事実には勇気づけられる。香港は中国本土やその他のアジア市場との強い結びつき、ビジネスに優しい環境(健全な法規制の枠組みとビジネスのしやすさ)、効率的な金融インフラなどで再び認識されている」と香港についてコメントをしました。
アジア太平洋地域のトップ10については、上海(3位)、香港(4位)、シンガポール(5位)、北京(6位)、東京(7位)、深セン(8位)、ソウル(16位)、シドニー(18位)、広州(22位)、メルボルン(23位)となっています。
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日11人、感染者合計は11,341人、退院者合計は10,809人、死者合計は203人となっています。昨日は西營盤と銅鑼湾でロックダウンが実施されました。また、3月12日にワクチン接種した警察官が3月14日に感染確認されたことが報じられていますが、衛生防護中心は「ワクチン接種による感染とは考えていない。接種前の3月7日に感染者と接触した際に感染した可能性がある。ワクチンの効果が得られるまでに数週間かかる可能性がある」と説明しています。