シンガポールとのトラベルバブルの開始時期

更新日:2021年02月22日
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20210222

昨日、観光業の専門家の姚思榮議員が「香港で新型コロナウイルス新規感染者数が1日1桁で継続し、感染経路不明者数がゼロとなればシンガポールとのトラベルバブルを開始できる」と発言しました。シンガポールとのトラベルバブルとは、渡航目的(レジャーや観光など)に関係なく新型コロナウイルス対策の隔離措置が免除される計画のことで、2020年11月に開始予定でしたが感染状況悪化のため延期されています。

姚思榮議員はその他にも「トラベルバブルを実行するにあたり、ワクチン接種が必須となることはないだろう。香港の現状ではワクチン接種が一般に普及していない」、「シンガポールとのトラベルバブルは、すでに準備が進められていたので、中国本土と香港間の隔離免除よりも容易だろう。香港内ローカルツアーが再開されれば、次はトラベルバブルだ」と話しました。

ただし、香港の新規感染者数は金曜13人、土曜15人、日曜20人と若干の増加傾向にあるためトラベルバブル開始はもう少し先になりそうです。日曜の新規感染者20人のうち1人は海外からの帰国者、残り19人は香港内感染でうち6人は感染経路が不明でした。現在までの感染者合計は10,869人、退院者合計は10,389人、死者合計は197人となっています。

なお、シンガポールでは先週の金曜日時点で25万人がワクチン接種(ファイザー・ビオンテック)をしており、うち11万人は2回目のワクチン接種を済ませているとのことです。