日曜は重陽節、香港は明日から3連休

10月25日（日）は重陽節で、香港は明日から3連休となります。本日は、香港政府統計局が2020年7～9月の失業率を6.4％と発表し、過去16年で最も失業率が高くなったことが話題になっていますのでお伝えします。

■日曜は重陽節、香港は明日から3連休
10月25日（日）は、旧暦9月9日であり中華圏の祝日「重陽節」となります。香港は翌日の26日（月）が振替休日で明日から3連休となります。

重陽節とは、陰陽思想において陽数の極である9が重なる日で、本来は不吉な日とされ邪気を払う行事がおこなわれていました。「菊の節句」とも呼ばれ、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わす習慣があったとの言い伝えがあります。

■7～9月の失業率6.4％、過去16年で最悪
香港政府統計局が2020年7～9月の失業率（季節調整値）を6.4％と発表し、過去16年で最も失業率が高くなりました。消費・観光関連（小売、宿泊、飲食含む）の失業率はSARS以来で最悪の11.7％、飲食業界の失業率は15.2％です。2020年6～8月に比べ失業者は1万1,500人増えており、7～9月は25万9,800人となっています。

香港中文大学ビジネススクールの上級講師サイモン・リー氏は、「11月に香港政府の助成金（雇用支援スキーム）が終了するので、年末までに失業率が7％となる恐れがある。12月～2月も香港政府が助成金を続け、失業率悪化を防ぐことを望む」と話しました。

＜ 香港の新型コロナウイルスの感染状況 ＞
香港内の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日11人、感染者合計は5,281人、退院者合計は5,019人、死者合計は105人となっています。