コロナ「第3波」感染ペースが加速

香港内の新型コロナウイルスの感染ペースが加速しており、感染者数は金曜日の当社ニュースから現在までに105人増え（うち79人が香港内感染）、合計1,470人、退院者1,214人となり、香港政府の衛生防護中心の張竹君は「COVID-19の状況は制御不能になりつつある」と発言、飲食業の香港餐飲聯業協會のサイモン会長は「新型コロナ第3波の影響で、レストランの売上は最大30％減となる」と発言しています。

香港大学医学部のガブリエル・リアン学部長は、3月のコロナ第2波では「感染者が1人出ると、1人の感染者が2.5人に感染を広めていた」、今回の第3波では「1人の感染者が4人に感染を広めている」と説明。ガブリエル・リアン学部長は、今後1～2週間は、新型コロナ対策として再び政府による規制が必要であると主張しました。

その他、新型コロナウイルスに関連するニュースを以下にお伝えします。

■香港、広東省、マカオ間の移動について
香港政府は、香港、広東省、マカオ間を移動する際の14日間の隔離免除を計画していましたが、政務司司長の張建宗は再考が必要だと話しています。

■香港書展（香港ブックフェア）について
7月15日～21日に開催が予定されている書籍関連の大型見本市「香港書展（香港ブックフェア）」について、出展予定の約200団体すべてが新型コロナウイルスを理由に延期を希望、80％が「もし予定どおりに開催された場合は辞退する」と表明しています。出展予定であったKMB（カオルーンバス）社は12日の時点で辞退を表明しています。
※香港メディア数社は、本日午後にHKTDC（香港貿易発展局）がブックフェアの延期を発表したと伝えています。