GDP速報値8.9%減、過去最大のマイナス

更新日:2020年05月05日
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GDPマイナス

本日は、GDPが前年同期比で過去最大のマイナスとなっていること、中国工場への出張者は香港で強制検疫免除となることを以下にお伝えします。また、香港での失業率が上がっており政府は「短期間で5%になる可能性がある。2003年のSARSの時は8.5%に達した」と述べています。

香港の新型コロナウイルス感染者は昨日から1人(米国からの帰国者)増え合計1,041人、退院者は900人、香港内感染は15日間連続でゼロ。

■GDP速報値8.9%減、過去最大のマイナス
香港政府は1~3月(第1四半期)のGDP速報値を発表し、前年同期比8.9%減となったことを発表しました。四半期単位でのデータ比較が始まったのは1974年ですが、前年同期比では過去最大のマイナス成長であった「1998年第3四半期(アジア通貨危機)の8.3%減」を超える、マイナス成長となったことが分かりました。

■従業員2名、中国工場へ出張でき検疫免除
中国で製造事業をおこなっている香港企業の従業員2名は、今後、中国工場がある都市に出張と滞在ができ、香港に戻ってきた際には14日間の強制検疫が免除となります。ただし医学的監視の対象となるため、マスク着用、体調不良時の報告、日々の体温検査は求められます。中国工場への訪問が必要な方は、以下の香港政府の工業貿易署のホームページより申請書をダウンロード・記入し提出が必要となります。(中国入国時の検疫や制限については別途対応が必要です)
https://www.tid.gov.hk/english/aboutus/form/publicform/download.html